2018/2/25

『人類のやっかいな遺産』11  お勧めの1冊

『人類のやっかいな遺産』11
著者は色々な例を挙げ遺伝子派なのか文化派なのか良く分からないような文章を並べる。もしかすると一種の予防線をあらかじめ張っているのかもしれない。だとすれば流石にジャーナリスト、ズルいと感じる。例えば、

『中国系アメリカ人は専制構造の組織をつくったりしないし、アラブ系やアフリカ系アメリカ人たちは部族構造をつくったりしない』p233

と述べる、ならば遺伝子に組み込まれているわけではないのではないかと思うと、次の文章では逆のようなことをいったりする。例えば『国家はなぜ衰退するのか』の著者の結論に対し、

『(著者が)こんな不満足な説明にすがりつかざるを得ないのは、良い悪い制度の原因が人間行動の差にあるという自明の可能性を排除してしまったからだ… これは偶然やツキではないし、まともな説明が人間の進化というかたちですでに存在しているのだ』 という。p242〜243

つまりそれぞれの民族が進化した結果得た能力のせいだと示唆する。どうも分かりにくいのは科学的人種主義者として批判されるのを避ける為にジャーナリストらしく胡麻化しているのではないか? 
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