2018/2/21

「過去問」と「新作問」  試行,指向,志向、思考

「過去問」と「新作問」
大学入試「過去問」出題増加の記事。早く言ってよ〜(笑) 私には、Too late!
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180220-OYT1T50027.html?from=ytop_main5
 
確かに入試問題の出題はすごい負担だし、公開されるだけにミスは許されない。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1542/trackback

また専門以外は挑戦もできないし、専門分野でも毎年何問も作ってくるとそのうちネタが切れてくる。 それにしても、こうして国立を含む多くの大学が「開き直り」みたいな過去問再利用の宣言をするようになったのは、最近の有名大学での出題ミスが社会問題化したからだろう。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5225/trackback

上の事とは直接関係ないが、この「過去問」と「新作問」に触発されて「歴史書の読み方」について普段感じていたことを書いてみたい。

以前から何度か書いているように、「読み続けることができる本」と「途中で投げ出したくなる本」がある。前者は著者の考え方が追体験できる本で、その基礎となる資料なり、データーが添付されている本。それに対し結論だけが書かれている本は退屈で、途中で投げ出すことが多い。今回野口氏の本を読んで少しがっかりした、それはこの本が後者のタイプだったからだ。

ローマ帝国のビジネスモデルについての野口氏の解釈を「覚えれ」ば、確かに「物知り」にはなるだろう。蘊蓄も語られるようになるかもしれない。しかしそのことは我々の業界の言葉で言えば、

『過去問は解けるようになるが、新作問には歯が立たない』ことなのだ。


第一、野口氏の解釈そのものだって正しいとは限らない。それよりも少し遠回りでも野口氏の解釈が出てきたプロセスを自分で追体験することの方が長い目でみたら重要。そうすることで別の歴史事例についても新たな視点が得られるようになる。

入学試験の問題に戻れば、過去問の再利用は問題ない。「資格試験」みたいなものはそれで十分だろう。事実CBTや国家試験でもプール問題は使われている、毎年,10%前後の問題が近年3回分から出題されているという報告もある。 
https://informa.medilink-study.com/regularpost/11758/
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4516/trackback

これに対し、新作問題というのは、かつてなかった現実にどのように対応するかに似ている。それが解けるようになるのは、まず過去問をきちんと解けた上で更なる応用力が必要とされる。そしてそのためには先の「解法のプロセス」を自分のものにするしかないのだ。和田氏が以前述べていたが、

『手品を見せても手品をまねする子供はほとんどいないが、種明かしを見せるとまねをする子がものすごく増えるのと同じ原理だし、また人間というのはできそうなことにしか努力はしない』というのと通じるものがある。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1801/trackback

やり方が分かると新しいものにトライする意欲が湧くものだ。
1



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ