2020/1/24

ウケ狙い & 武汉型コロナウイルス速報  

<武汉型コロナウイルス>
武汉型コロナウイルスの全遺伝子情報が昨日以下のNIHのデーターベースに登録された。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/nuccore/MN908947

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30kbの1本鎖の遺伝子(ssRNA)を持ち、SARSの遺伝子配列と89%が一致しているとか。このウイルスは細胞膜を持ているので消毒は容易、飛沫感染なのでマスクと消毒で効果あり。感染防御は比較的容易なのでしっかり防御すれば心配ない。致死率はそれなりに高いようだが、人=人間で感染が広がると人に順応した変異が蓄積されるので危険性が高まる

世の中には中国政府の対応が遅い、情報開示がなされていないという人がいるが、昔のSARSに比べると非常に早く、対応は非常に良い。日本にこれだけのことができるかと考えると甚だ怪しい。これは独裁政権の強みという利点もある。但し、上記のデーターベースに中国からはアクセスできないのはいただけない。特に武汉は中国における交通網(新幹線など)のハブ、ここを封鎖するというのは東京を閉鎖するのに等しい、これが日本で出来るかと自問したらいい(人口は1千万を超え東京とほぼ同じ)。やはりSARSの反省がある。

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https://blog-imgs-88-origin.fc2.com/t/u/r/turbojet/20160306133535cab.jpg

根本的な問題は中国の食習慣だろう。野生動物を食べる、あるいは生きた野生動物を市場で売買するという習慣はやめるべき、これが出来なければ将来もまた同様な事件、事故は起こる(断定)

今はRT−PCRという方法で数日以内に全ゲノム配列が非常に安価で決定できる。30年前に自分自身がこの1/10サイズの遺伝子(2kb DNA)を半年かかって分離し、1,000万円以上(私の人件費含む、汗)のコストをかけて決めた頃からみれば隔世の感がある。

RNA生物はDNA生物よりも1万倍程度変異し易い。これは、DNA生物は突然変異を抑える仕組みを持つように進化したのに対し、RNA生物は持たない(例外1つあり、というよりも偶々DNAの仕組みが使われた?)。あるいは、宿主の免疫系から逃れるためにRNA生物は持たないように進化した、と考えられている。また染色体を複数持つインフルエンザなどのRNAウイルスは染色体の組み替えでさらに変異し易い。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1433/trackback

思えば、40年以上前、学部学生の時にインフルエンザの変異を制御しようと理学系に転学し、その後、ほぼ四半世紀この業界で飯を食わせてもらったが、変異を制御するのは無理だと今は分かっている。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3456/trackback



<ウケ狙い>
日本では中国のことになると。隠蔽だとか情報隠しだとか言うと受けがいいので盛んにそうしたことを言うコメンテーターが多い。例えばこの記事。
https://www.j-cast.com/tv/2020/01/20377510.html

確定感染者数と感染者の区別もできないようなコメンテーターばかりだ。ウイルス感染を確定するにはそれなりの手順と時間がかかる、その時差があるのは当然。 それとは別に予想感染者数というのもある。イギリスの感染症センターが出しているのは予想感染者数のことだ。そんなことも判らないというか、知っているが知らないふりをしているだけだろう。

またNHKのニュースが時々真っ黒になるのは何時ものこと、何もこの感染症に限ってではない。特に中国版SNSが発達しているので当局はデマの方をむしろ恐れている。仲間内のWeChatでは武汉の病院の緊迫した動画が拡散している。

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