2020/8/9

『脱・私有財産の世紀』  お勧めの1冊

今日はOFF日だが、運動だけは1万歩近く達成。近くのショッピングセンターと図書館に行っただけだが。

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<テレビで観たPCR検査で気になること>
TVで観た、PCR検査のビデオ映像を見ると、どうやら96穴(12 x 8)あるいは48穴のウェルに直接試料をエッペンドルフピペットで入れている。下の図は別のサイトから持ってきたものだが、同じ方法。これでは混入ミスが起こる

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大量の個別試料を扱う場合は、別々のチューブを使い、人的ミスを最小限に抑えることが必要。効率と簡便さから連結試験管を使う場合でも、最大8連結の試験管までとしたい、チューブが多いほどミスも起こり易い。下の写真は8連結試験管。

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それでも先日のデーターによると、人的ミスは非常に低い頻度なので、検査のプロがやっているのだろう。もちろん完全自動化でロボットがやれば問題は解消するし、既に随分前から完全自動化も済んでいる。問題はそれを取り得れるかどうかだけだ。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6157/trackback

アベノマスクの費用、総合計466億円!で4,000台くらいは揃えられそうなので、そうすると1日少なくとも40万〜80万サンプル検査できる勘定になる。 990万人の検査を敢行した中国のように5 pool方式にすれば機械だけで1日200万~400万人を検査できる。

これを机上の空論と笑いますか?

中国は機械を使わず、お得意の人海戦術で20日ほどで武汉の全住民の検査をやり、300人の無症状感染者を探し出したと聞く。だから今や武汉人は武汉が「世界で一番安心、安全な街」と胸を張る。

これも党のプロパガンダだとバカにしますか?



<お薦めの1冊シリーズ>
『疫神と福神』は後半に<福神>の章が残っていたが、疫神のみに興味がある。そもそもこの本、単なる記録に留まり面白みがない。疫神分だけで十分と見た。素人が、傲慢不遜な言い分だが、お許しあれ!

これから紹介する『脱・私有財産の世紀』。とにかく驚くような内容で、まだ第1章を読んだだけだが既に10回分以上のメモが溜まっている。確実に『お薦めの1冊』になることは間違いない。問題は私がどれだけその内容を理解出来るかだ。

試しにアマゾンの書評を見ると確かに高得点。私は内容を十分理解できているわけではないので本の評価はできないが、それとは別にそこに書かれていることを参考に、色々アイデアを巡らせることができた。その意味では「頭の体操」になっている。



『脱・私有財産の世紀』
Radical Markets, エリック・A・ポズナー、E・グレン・ワイル著、東洋経済新報社、2020年初版。(原著、2018年)

冒頭、この本が書かれたきっかけが語られる。その背景にはリオの町がある。p19 ブラジルは最も格差の大きい社会であることは周知のとおり。

『グレート・ギャツビー曲線』なるものがあるが、それによれば、ブラジルは2013年段階でジニ係数(フローの格差)はアメリカ以上の〜0.53。社会的流動性も0.6に近い。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4697/trackback

序文で著者らはラディカル・マーケットの概念を「思考実験」として紹介するが、p25 あまりに先進的過ぎて戸惑う。例えば『すべてのものがオークションにかけられる世界では資産を所有する人はいなくなる』という。すんなり受け入れられますか? p27

序文に入るとこの著者二人がベルリンの壁が崩壊した時、1人は保育園に入ったばかりで、もう人は経済学者になったばかりだと紹介する。p33 これは1989年のこと。この年は個人的にも印象に残る年。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6241/trackback

その後、ある思想家は「歴史と終わり」とよび(フランシス・フクヤマのことだろう)、世界的な知のコンセンサスが形成され、信頼が置かれ… のはずだった。しかし現実は、巨大な格差を生む世界となった。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/34/trackback
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4589/trackback

そしてその証拠としてあのピケティの有名なグラフが引用される。図1−1 p38
https://blue.ap.teacup.com/salsa2001/img/1514024399.jpg
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5180/trackback

<ミスプリント>
図1−2の労働分配率の縦軸の(%)はミスプリントのはず。USAの1970年段階での0.68%で最高のはずがない。p39

調べてみて確認できた。1970年の68%から2016年には60%程度まで落ちている。先進国でほぼこの間、10%程低下している傾向にある。
https://www.socialeurope.eu/restore-the-wage-share
2



2020/8/9  8:33

投稿者:Hiroshi

私はPCRの専門家でも何でもありませんが、長年PCRをやってきた者との
個人的意見として述べますと。

1)特異性は最初99%とされていましたが(これは、最初からそんなに高
いはずはないと感じてしました)現在は99.9%とされているようです。
2)陽性者を陰性に判定するのは原理的に必ず起こる(採取されたサンプル
にウイルスRNAがいなければ当然起こる)ので、

*偽陰性を前提とした上での対策が常道。

3)問題は陰性の人を陽性にすることですが、感染率1%として、1万人の
うちの陰性者9,900人のうち、間違って陽性にするのは特異性99%だとし
て、確かに99人になりますが、その場合は再度PCRを再検査するのが大原
則。ならば次回の検査で誤って再度陽性にするのは1人。(特異性99.9%
ならば、1回目で9.9人、2回目で0.01人)

*偽陽性を問題にするなら、<再検査をするだけで解決できます>

何故か、再検査については問題にされていないですが、ヒューマンエラーを
考えれば再検査が常識のはず。第一、PCRがそれ程信用できないのであれ
ば法医学で犯人探しに認められないはず。それ程怪しい手法ならば冤罪は山
のように起こる。だがそれは問題にされていない。


初期の段階では検査体制が日本にはなかったのでクラスター対策に絞ったの
は、最善の方策だったと思います。しかし今はもはやその時期ではないはず

2020/8/9  6:05

投稿者:No Name 

いつも読ませて頂いています。
PCR検査 陽性率について先生の見解を聞かせて頂けた
らと思います

政府の新型コロナ対策分科会の第一回の資料に PCR検
査は
 感度  70%
 特異度 99%
とすると  
感染率1% 10000人を検査した場合 本来100人の陽性
者に対し
感度の観点から
 陽性判定 70人  陰性判定  30人
特異度観点から
 陽性判定 99人  陰性判定  9801人
と記載されています。 だからPCR検査には問題がある
という論拠のようです。

本来100人の陽性者なのに169人が陽性になる??
これは正しいのでしょうか?(私も一応エンジニアです
が、こんなことはあり得ないと思います。
もしそうなら問題点を探し出し対策すべきです)
一方 資料には PCR検査は検出力が高い と記載され
ています。
(この意味合いは PCR検査の 前工程(検体採取、検
査技術)に問題がある?)

日経バイオテク社から2月末付けで
”新型コロナウイルス、検査体制の拡充が後手に回った
裏事情”
の記事があります。これを読むと 当時PCR検査をしよ
うにもできなかった事情が理解できます
かつその時点で仕方なく決めた クラスターメイン、PC
R検査は極力実施しない という基本方針が今も継続中
ではと思ってしまいます。

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