2021/9/23

『自由の命運』4  お勧めの1冊

今日は休日バージョン。年金生活者に休日もないのだが、意外とこれが心理的には重要(汗)

社会と繋がりのある生活をしないと、なんとなく社会の不要者という感覚が生まれ、悲しくなるのですよね。現役の人には分からないかもしれませんが、そういうものです。

そんなこんなで、午後からいつものモールに運動を兼ねてGO。それから勿論スタバで過ごす。実は南アジア系のレストランがあるかと期待してレストラン街を探してみたが、ありませんね。中華や洋食系は多いのですが… これは「ねえね」さんの記事を読んで俄かに行きたくなった次第(汗)実は後で検索してみると福岡にそれらしきレストランは非常に少ない、何故だろう?
https://ameblo.jp/neene0822/entry-12699630896.html

それは兎も角、読んでいた『自由の命運』の中に、リヴァイアサンの不在国家としてレバノンが挙げられた。この国は600万の人口を持つ近代国家だが、キリスト教、シーア派、スンニ派、ドゥルーズ派などの共同体に分かれ膠着状態にあり国家として機能していないという。

この一節を読んだ時、あのゴーン被告を思い出した。犯罪者が死ぬまで潜むには相応しい場所。



<システム障害が相次ぐみずほ銀行>
興銀+第一勧銀+富士銀行のシステム統一が完全になっていないのが原因のような気がする、何しろ報道によれば『富士通、日本IBM、日立製作所、NTTデータも携わり、他行に比べて複雑な構造になった』とか。そりゃ複雑怪奇でしょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5acda4a1d8d580ed1928590063eec878b402b831

今の時代は別分野の金融への乗り入れが激しい時代。銀行も大変な時代。最近私もPayPayに加えてLINE Payを入れたところ。先日も話題にしたが未だに現金が必要でATMに行かないといけないのは困りもの。

そういえば昨夜のニュースで、自民党本部から河井案里氏へ振り込まれた1億5000万円は「買収に使われず」との報道が流れたが、買収は「現金」で行われたとされる。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210615/k10013085361000.html?utm_int=detail_contents_news-link_001
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210922/k10013272511000.html

「現金に印は付いていない」どのような理屈で「買収に使われず」なのか不思議に思う。デジタル化しておけば完全にトレースできると思うがどうだろう? 識者のコメントが欲しいところ。




<社長と社員の報酬差、米は最大5294倍 日本は174倍>
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFZ07BBS0X00C21A9000000/?unlock=1

このタイトルは如何なものか? 実態を示さず印象操作?また報酬の7割を株式で支払う米国式の問題もある。それにしてもお得意のスターバックスの従業員の年収中央値は133万円とか。やはりサービス業は非正規の社員が多いので安いね。ちなみにマクドナルドは100万円。

さらにこのデーターには世界中の従業員の年収も含むとか、ならば安い人件費を目的に世界に生産拠点を持つ企業も従業員の賃金は低くなる。こうした資料は裏に意図が隠されている場合もあり注意深く見る必要がある。

因みにレシオ最大(5294倍)の部品メーカー、アプティブは海外拠点が多く、かつCOEへの株式支払いの効果が大きく必要以上にレシオを上げる。この著者は『日本は米国に比べ良いですよ』と言外に言いたいのか??

ただそうはいっても、平均値としては、『1965年には21倍だった米企業のペイ・レシオは、2019年には307倍、20年には351倍まで拡大』というのが正確なところだろう。米国の格差拡大は間違いない。

特に上昇したのは1990〜2000年にかけて50→300倍くらいの上昇で、その後は変動あるもののほぼ変わらず。 これには税制変更の効果が大きいことは、以前15回にわたり紹介したエマニュエル・サエズの『つくられた格差』に詳しい。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6611/trackback

この著者は税制をどのようにかえれば、現在の格差がどれだけ解消されるかを確かめるツールを紹介する。是非、お試しアレ! このサイトは素晴らしい!
https://taxjusticenow.org/#/

以上、2つの例を取り、経済分析能力の優劣比較しました(笑)ま、日経の記事とサエズの本をそもそも比較するのが無理筋か?




『自由の命運』4
第二章は「赤の女王」。このタイトルが何を意味するかは『鏡の国のアリス』を知っておく必要がある。この物語の中でアリスは女王と競争するが一生懸命走った後でも結局、元の場所にいることを気がつく。つまり「赤の女王効果」とは、その場にとどまり続けるためには走り続けなければならないと言う。p92

足枷のリヴァイアサンとの競争には終わりがないということを意味する。

その話の導入に著者は古代アテネの話から始まる。 BC621ドラコンという立法者がアテナイの慣習法を成文化したという。p82 この慣習法は「規範の檻の世界」の掟である。

ちなみに、ドラコンは成文化にフェニキア文字を用いて記録したらしいが、それはこの慣習法を当時の文字である線文字Bがその前の暗黒時代に失われたからだという。

ここで線文字Bが出てきた。現代になって解読された文字である。以前、『線文字Bの解読』を読む機会があった。あの本も面白かった〜お薦めの1冊。

基本あのこの粘土板に書かれていたので会計簿でそれほど内容のあるものではなかったと理解していたのだが? それゆえ粘土板であり。保存のできる焼成版に書かれるような重要な内容ではなかった。この本の中で著者らは線文字Bで書かれていたというが、そのようなことも書かれていたのか? あるいはここは著者の勘違いで、書かれたのは線文字Aではなかったのか??これは今後の課題。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6175/trackback

それは兎も角、それに対しソロンは抜本的な司法改革を進めるとともに、エリートと市民の均衡を進めた。具体的には債務奴隷の廃止(禁止)、紛争解決の改善を行った。p89 その中でも重要なのがヒュブリス法(傲慢禁止法)の成文化だという。侮辱や威嚇を繰り返し起こせば死刑を含む厳しい刑が下されたが、保護されたのは奴隷も含むという点が大きい。p90 これはまさに「足枷のリヴァイアサン」を生み出す1歩だと言いたいようだ。

ただしこのプロセスは「赤の女王」との競争のように継続して続けていかなければならないということだろう。止まれば、専制のリヴァイアサンあるいは闘争の社会に陥る。
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