朝来市議会の清風会が7月3日
南あわじ市に建設している風力発電施設を
視察しました。
この風力発電はクリーンエナジーファクトリー(株)が
南あわじWF社として現地に会社をつくり
取り組んでいるものです。
発電総容量は37,500kW(2,500kW×15基)で
1基の羽は直径88mあり、支柱も合わせて最高は
129mになります。
この風車の出力規模は、段ケ峰で計画していたものと
同じ大きさのものです。
風車はドイツ製のGE2.5を使用しています。
日本製はまだ未開発の部部があり故障も多く
長年のノウハウを蓄積しているヨーロッパ製が
信頼のおける風車として世界的に定着しています。
この風車1基あたりで、およそ500世帯分の
電気を発電することになります。
21世紀に入ってから世界的に風力発電が
急増していますが、日本は欧米やインドから
大きく遅れています。
日本は、世界の風力発電総容量の1.8%しか
占めていない状態です。
その日本において、近畿地方が最も遅れています。
政府は地球温暖化防止のために風力発電計画を
いっそう推進する新たな目標を立てました。
陸地で風力発電を300万kWの計画から400万kWに拡大し
海洋上での風力発電も600万kWと、強力に推進する姿勢です。
朝来市のおける風力発電計画は、業者が段ケ峰における
整備を断念しましたが、次の候補地として
生野峠(真弓峠)付近から白口方面への尾根づたいを
検討しています。
南あわじ市では、稼動に向けてブレーキテスト等
最終チェックが行われています。

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