朝来市をはじめとする地方の
深刻な医師不足問題を解決するために
4月18・19日に上京し、
自民党本部の中川昭一政調会長と
石原伸晃幹事長代理に朝来市の実態を訴え
問題解決へ取り組まれるよう要請しました。
両氏とも、「地方の医師不足は理解している。
何とかしたい」と語りました。また、
政府の厚生労働省との研修会でも、
同様の要請を行いました。
地方の医師不足問題は、2004(平成16)年から始まった
「新臨床研修制度」が大きな原因と言われています。
医師の研修先が自由化されたため、都市の大病院へ
人気が集中するようになり、大学病院ですら
医師が確保できなくなり、そのため地方の公立病院へ
派遣していた医師を引き上げだしたことにあります
(平成15年度では、臨床研修医が大学病院に72.6%在籍
していましたが、平成18年度では44.7%と逆転しています)。
■ 厚生労働省にも要請 ■
豊岡病院組合に所属する朝来市の和田山・梁瀬両病院も
神戸大学病院が派遣していた医師を引き上げたため、
医師不足に陥りました。
厚生労働省との研修会では、「新臨床研修制度が
ここまで地方の医師不足を招くとは想定していなかった。
今後の見直しを検討している」という説明がありました。
この研修会で朝来市の実態を詳しく説明し、
地方の医師不足を一日も早く解消するよう要請しました。


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