捻挫や打撲の処置にアイシングをお使いの先生方も多いと思います。
施術所にての処置がうまくできても、急性外傷の場合48時間から72時間は断続的にアイシングをした方が良いと言われています。
特に受傷後すぐに来院され、腫脹があまり著明でなかった場合でも、炎症のピークは5〜6時間後来ますので、自宅に帰ってから「痛くて眠れない。」「治療をしたらよけいに痛くなった」なんてことになりかねません。
一般には、急性炎症の自発痛と腫れが出てきたらアイシングをし、収まってもまたぶり返したら冷やすを繰り返すのですが、当院では、起きている間は、1時間半から2時間おきにアイシングを指導し、夜間は、水枕等で、足首なら膝下部など負傷部位より中枢よりを冷やさせています。学校でも保健室で保冷剤を借りて冷やすように指導してます。
包帯をほどかずにアイシングする方法は、患部に大きめのビニール袋をかぶせ、バケツの中に深めに入れます。これだと包帯をぬらさずにアイシングできます。
二次的低酸素障害を防ぐ意味においても、初期処置のアイシングは非常に重要です。
アイシングをうまく利用して患者さんの早期回復をはかりましょう。

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