新型コロナウイルス感染症。
大阪でも少し減少傾向がみられます。
ただ若年層に蔓延していることは間違いなく、これからも注意が必要です。
ワクチン接種が具体的に見えてきました。
ファイザー社のワクチンについて、国の医薬品審査を担う医薬品医療機器総合機構(PMDA)が、安全性や有効性に特段の問題はないとして、審査手続きを簡略化した「特例承認」を認める審査報告書をまとめたことがわかりました。
12日に開かれる厚生労働省の専門部会に示し、妥当と判断されれば、厚労相が15日に正式承認することになります。
ワクチン第1便は14日にベルギーから届く予定。
準備が整えば同意が得られた医療従事者約1万人に接種がはじまります。
ワクチンが絶対ではないですが、受けないよりはずっとよさそうです。
笹井宏之さんの短歌が素晴らしく、第二歌集「てんとろり」を読みました。
これまでの本も良かったですが、この本が一番好きかもしれません。
加藤治郎氏のあとがきを読んで、笹井宏之さんのことがすごく分ったように思う。
加藤氏が笹井さんに最初に出会ったのは2006年3月11日。
第四回歌葉新人賞の賞状を笹井さんに渡しに博多のホテルに行ったとき。
そのときの賞品が歌集で、加藤氏と笹井さんが「ひとさらい」の制作を始めることに。
そして「ひとさらい」が2008年1月に刊行。
さらに「ひとさらい」を語る会が2008年5月24日にひらかれ、ゲストを招待する際、笹井さんの希望で「えーえんとくちから」の解説を書かれている穂村弘さんの希望を伝えると穂村さんも快諾したという。
二次会もあり午後11時まで続いた、たいそう盛り上がった会だったようです。
たましいのやどらなかったことばにもきちんとおとむらいをだしてやる
さよならが機能をしなくなりました あなたが雪であったばかりに
この歌を送稿して2週間ほどして笹井さんはこの世をさった・・
この本は笹井さんが残した「ひとさらい」の後の歌を、周りの人の協力を得て、作り上げたもの。
その思いがものすごく詰まった一冊になっています。
この本に収録されている歌はどれもよくって、なかなか選ぶことが出来ないぐらい。
でも一番ゾクッとしたのが、
風。そしてあなたがねむる数万の夜へ わたしはシーツをかける
大切にしたい一冊です。


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