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総合計画

2009/5/23 | 投稿者: kyomen

新総合計画策定にあたって市民より広く意見を求めるため模索がされています。

 平成21年4月18日に行われた「まちづくりシンポジウム」の中で、「良い総合計画は、市民の思いが込められている必要があり思いを込める作業が必要である。また、経済的豊かさの追求だけでなく、市民自らが生き甲斐や喜びを感じる地域社会が重要で人と人とのつながりが重要である。集落的なつながりを拒否する人もいるので、テーマ型のコミュニティの取り組みも必要である。」と基調講演をされた産業能率大学情報マネジメント学部教授齋藤進氏が所感を述べられております。
 現在、座間市においても残念ながら地域コミュニティが衰退し、また個人主義的傾向からか住人の自治会離れが進み自治会加入率の低下などの問題も出てきております。これからの新しい座間市を築き上げるためには、この自治会離れの問題も考慮しながら対応を進める必要もあると感じています。また未加入の市民には、地域で生活しているという意識を持ち、防犯、防災、交通安全等で町会・自治会の恩恵を受けていることも認識すべきであると思いますし、未加入の市民に対して、自治会とは地域に住む人たちが意見や情報を交換し、より豊かな住環境や地域づくりを実現する”場”として存在している事を周知、理解していただき加入促進を行政としても促していく必要があると思うわけであります。

まちづくりシンポジウムの議事録は続きを読むをクリックしてください。

参考資料 「まちづくりシンポジウム」 議事録

市長挨拶
・社会経済環境の変化は、劇的な変化が生じている。これから10 年先の計画を策定するのは難しい作業である。このため、2年間程度で見直していくことが必要であると感じている。
・高齢化、少子化については、着実に進んできている。先ほど、社会経済環境は劇的な変化があったと述べたが、少子高齢化については、劇的な変化はなく、必ず訪れる問題である。座間市においては、5 年後には4人に1 人が高齢者になることが予想されている。この問題に対応することが重要である。そして、この問題への対応については、市役所のみでは対処できない問題であり、市民といっしょになって取り組んでいかなければならない現実がある。
・近年は、地域コミュニティがどんどん衰退してきている。現代は、人とのつながりが無くても生活できる社会になってしまっている。若いうちは、何とかなるが、歳をとり、人に支えてもらう必要が出てきた場合には、そういうわけにはいかない。いかにして、人とのつながりを確保していくのかが課題であると感じている。
・子供について考えると、現在はゲーム機や漫画など、人との関わりを持たなくても楽しめる世の中になってしまっている。そのため、本来なら子供のうちに培われてきた、社会性や人への思いやり、人との関わりなどが無い中で大人になってしまうという問題もあると感じている。
・以上のことは、第4次総合計画を策定する際に、前提として考えなければならないポイントであると感じている。
・これまでの計画は、道路や文化会館を建設するというような目に見えることを中心にした計画であった。これからは、これらに加えて、コミュニティを形作る人たちがどう生きていくべきなのか、お互いにどう係わっていくべきなのかということを考えるような、また考えるきっかけとなるような提案が必要であると考えている。計画自体をハード重視からソフト重視、あるいはヒューマニティ重視の計画に変えて行かざるを得ないと感じている。
・地域を見直した中で、取り入れていける要素、地域を形作るために、我々が引き出せる要素を市民とともに導き出し、拾い上げて、共有財産として育てて、それらを活かしながら、住みやすいまちにしていくことが必要であると考えている。
・私は人が財産であると考えている。65 歳以上の方々は、まだまだ現役である。リタイヤされた方々が地域に帰ってきている。このような方たちが、この地域に住んで生き甲斐を創造していかなければならない。いかに、地域における人材を有効に活用し、お互いに生き甲斐を創造していくのかが重要であると考える。人に尽くし、尽くされる中に生き甲斐があると考える。それを模索し、その場を提供していくことが行政の責任になってくると考える。
・協働のまちづくりと言われているが、私が今述べたことから協働は生まれてくると考える。
・座間市は、狭い市域の中に多くの人が住んでおり、それだけ出会いの確率も高いと考える。その中で、新たな活力をともに見いだしながら、これから先の12 年に向けてみなさんの知恵を拝借しながら取り組んで参りたい。以上、所感を述べさせていただいた。

(2)基調講演産業能率大学情報マネジメント学部教授齋藤進
『地域力で考える座間の都市像〜市民自治の時代とまちづくりに向けて〜』
・最近は、自治が話題になっている。市民自治とは、自分たちのまちのことを自分たちで考えるということである。まずは、まちづくりに関する歴史的経緯を紹介し、なぜ地域力なのか、市民自治なのかについて話したい。
・60 年代は、建設の時代であったが、この中で大規模建設への反対運動などが起こった。70年代は、経済発展の中で人と人のつながりが弱まってきたことを問題視し、地域コミュニティを見直そうという話が出てきた。80年代は、都市と建築の間をつなぐ地区計画が法的に設置され、「市民参加」という考え方が出てきた。90年代は、まちづくり条例が策定されたり、市民参加が前提となった都市マスタープランの策定が制度化された。議論を通して合意形成を図る形ができたのが90 年代である。2000年代は、成熟期の社会を迎え、自治と協働の時代になってきた。これからは、拡大から人を重視、生活重視の時代になると考えている。
・市民参加・協働がなぜ求められているのか。その背景は、高齢社会の到来、都市問題の複雑化、従来型の行政に限界が生じていること、市民との協力を望む声、従来の参加形態の限界などが挙げられる。
・市民参加は、人任せにしないことが基本である。また市民参加は、問題意識、つまり、なぜうまくいかないのかを考えることが重要である。また、実践していくことが必要である。さらに、情報共有についても重要である。
・協働を進めるためには、自己革新が必要であり、要求する市民から自発・実践・提案型の市民になることが必要である。行政については、先例主義にとどまることなく、問題解決型の業務創造が必要となる。
・良い総合計画は、市民の思いが込められている必要がある。思いを込める作業が必要である。また、経済的豊かさの追求だけでなく、市民自らが生き甲斐や喜びを感じる地域社会が重要である。人と人とのつながりも重要である。集落的なつながりを拒否する人もいるので、テーマ型のコミュニティの取り組みも必要である。
・計画づくりの進め方について述べる。まずは、市民相互の理解のもと、より多くの市民を巻き込みながら進めることが必要である。これまでの計画は、なかなか成果が検証されてこなかった。今回は成果を検証しながら計画づくりを進めるべきであると考える。また、話し合いには時間をかけて、螺旋階段を上に登るように行きつ戻りつを繰り返しながら取り組んでいく必要がある。また、地形や歴史などを入れ込むことが重要である。
・第3 次総合計画には、「座間市は個性がかくれたまちです」と示されている。個性を表に出して、磨いていくためには、歴史や自然が重要である。新しく物を作るのではなく、地域資源、歴史性を活かすことが重要である。また、参加と協働には情報共有が重要であり、直接話し合いを行い共有していくことが重要である。コミュニティの再生についても考える必要がある。この問題は難しい問題であり、答えがすぐに出ないかもしれないが、考えていくことが必要である。座間には地域資源がたくさんあると思われる。それを活かしていくことについて議論していくことが良いと考える。
・今年2 月に神奈川県でがんばっている商店街を表彰するため、「第1 回かながわチャレンジ商店街」が開催された。この中で、相武台駅南口商店街が大賞を受賞した。この賞には、全国的にも有名な商店街が応募していたが、「コミュニティづくり」をしている点が評価され、相武台駅南口商店街が大賞に選ばれた。地域づくりの拠点に商店街がなっていくという点が大賞につながったと考える。
・市民の方々には、地域社会への関心を持ってもらいたい。そして、地域社会をよくするためにまちづくりに参加してもらいたい。また、行政の職員は、前例主義のとらわれず、市民の目線で考え、市民との信頼関係を構築することが期待される。大切なのは、要求や要望を100%受け入れる必要はなく、議論することである。行政の考えを説明し、話し合うことである。そうすることにより創造的なサービスが生まれてくると考える。
・我々は可能性を秘めているが、自分たちで考えないと問題が増幅していく。参加協働しながら市民自治に取り組んでいただければと思う。以上で私の話は終わりにしたい。

(3)まちづくりトーク
話し手遠藤三紀夫(座間市長)、大友奉(自治会連絡協議会会長)、山本美奈子(PTA連絡協議会会長)、三ツ橋栄司(青年会議所理事長)コーディネーター斉藤進(産業能率大学情報マネジメント学部教授)以下敬称略
・これまでの市民活動を通してのまちづくりの課題認識と、課題解決に向けた方向性についてお話をいただきたい。(斉藤)
<自治会連絡協議会会長大友>
・計画づくりにおいて気をつけてもらいたいことについて述べる。
・1点目は、「情報提供」を確実に行っていただきたい。新聞を取っていない世帯、インターネットができない方、自治会に入っていない方などに確実に情報伝達する方法を考えてもらいたい。知らなかったのは、市民の責任であると言ってもらいたくない。
・2点目は、「話し合い」が基調であると説明があったが、行政から積極的に市民に入ってきてもらいたい。そうしないと市民の考えや要望が理解できないと考える。民間事業者は、売れる商品を作るために徹底的に市場調査すると思うが、同じように徹底的な調査を行ってもらいたい。民間事業者が作る商品であれば、気に入らなければ買わないで済むが、行政サービスはそうはいかない。しっかりと市民の中に入って正確な情報をつかんで計画を策定してもらいたい。また、市の審議会や委員会がきちんと機能するよう、情報をできる限り早く提供してもらいたい。
・3 点目は、座間の農業と商業について何とかしてもらいたい。市内には大規模なスーパーが立地しているが、高齢者はそこまで買い物に行けない場合もある。また、農業に携わっている農家の生活を守ること、市民の食の安全を守ることが必要であると感じている。
・4 点目は、地球温暖化防止について最近の広報でやっと取り上げられた。この件についても積極的に取り組んでもらいたい。自治体連絡協議会としても積極的に取り組むべきであると協議しており、市とタイアップして取り組んでいきたいと考えている。
・5 点目は、防災対策を充実してもらいたい。先日も自主防災のあり方について回覧が回ってきたが、大方の市民は何をすべきかを知っている。足りないのは実際の訓練である。防災訓練が盛り込まれるような計画としてもらいたい。
・最後に、座間市にはキャンプがある。基地が存在するまちはほとんどない。基地の返還に向けて積極的に取り組んでもらいたい。部分的返還については、国も認め、市民も認めており、きちっと進めてもらいたい。
<PTA連絡協議会会長山本>
・以前不審者が現れたという情報が流れたが、座間市では携帯電話の情報配信サービスに登録している方には情報が流されたが、他には流されなかったという問題があった。確実に情報伝達する方法について考えてもらいたい。
・昨年度に受験生を抱えていた親として感じたことを述べる。中学校においても進路指導を行っているが、高校に通えない子どもがでてきている。私立の併願校に受かったにもかかわらず、ある子はその学校には行かなかったようである。みんなが高校生になれるようなフォローがあると良い。
・歴史的なことを考えると、おみこしやお祭りがあるが、子供が少ないということもあり、大人の参加も少ないようである。これら復活し、盛大に行われると良いと考える。
<青年会議所理事長三ツ橋>
・我々青年会議所はいろいろな事業を企画立案しているが、市役所に場所の確保等についてお願いすることもあるが、冷たくされることもあった。良く考えると、我々の説明が、説得力が足りない部分もあると感じている。青年会議所は、まちづくりは人づくりであると考えている。30 周年を迎えるが、卒業したメンバーは優に100名を超えている。
・青年会議所に入って感じたのは、地域のために活き活きと活動されている方がたくさんいることに気づくことができた。昼は仕事をし、夜は地域のために事業を考えている方がいる。青年会議所は40 歳で卒業となるが、卒業後にどうまちづくりに携わっていけるのかが重要であると考える。
・少子高齢社会、市民ニーズの多様化など今後の動向を考えると、行政サービスで対応できないことがでてくることも仕方がないと考える。こうした部分について我々やNPO などで補完し合うような、行政との地域関係団体の関係を築いていきたいと考えている。
<座間市長遠藤三紀夫>
・大友さんや三ツ橋さんの話の中で、市の冷たい反応についての話があったが、ここに、今後のまちづくりの鍵があると思う。やはり市には、先例主義というものがある。しかし、やらなければ先例が作られない訳であり、職員が一歩を踏み出し先例を作る勇気を持つことが重要なポイントである。このためには、多少の失敗はあっても、新しくやったことが褒められる雰囲気作りが必要であると感じている。
・要求型ではなく、俺たちはこのようにやるから、あなたたちはここをやってください。職員から行政でできることはここまでなので、この部分については自分たちで取り組んでもらいたいといったようなキャッチボールが今後間違いなく必要である。
・地域資源をいかに活かしていくのかという話が先生からあった。2 年ほど前に観光協会を設立したが、そのときの論点も地域資源をいかに活かすのかというものであった。座間市には、これと言った観光資源がないが、自分たちの地域にあるものに価値を見いだして、それを通して地域を見つめ、自信を深め、その良さを発信していくことで地域力を高めるためのツールとして設立した。
・今ある資源を活かしていくことが重要であると考えている。行政が中心を担っていくわけであるが、そこに市民の皆さんの前向きな考えを頂戴しながら進めていくことが、今後のまちづくりのあり方であると考える。このための基本的な考え方を整理していくことが計画策定のあり方であると考える。
・これからのまちづくりの考え方についての話があったかと思うが、会場からのご意見を伺い
たい。(齋藤)
・人と人のつながりが大切であるという話があったが、私もまちづくりに対する自治会の役割は大きいと感じている。市の自治会担当の窓口に情報を得るために行ったが、どうも要領を得ない感じであった。市としても自治会の現状についてもう少し調査してもらいたい。私が入っている自治会は、相武台の自治会であるが単位が大きすぎて上手く機能していない。今後は自治会の単位の最適化・再整理が必要であると考える。
・情報の伝達を確実にするためには、受け取る側の意識が重要である。受け取る側の意識を向上させていくことも必要であると考える。(会場)
→自治会の規模で言うと、6 人の自治会から2000 人弱の自治会まである。30 人以下の自治会では、多くの場合自主的な活動を行うことは難しい状況にある。来年度から座間市自治会連絡協議会として、自治会の組織の規模と運営のあり方について検討会を立ち上げて検討することとなっている。情報の伝達の件に対しては、ご指摘の通りであるが、実態として忙しすぎて広報を見ることができない市民もいる。この実態を踏まえてやれることはないかを考えてもらいたいという趣旨である。(大友)
・市民の話せる時間が短すぎる。これでは伝えたいことを伝えることができない。(会場)
・座間市には年寄りを受け入れる受け皿がない。他市には「ふれあい会館」という名称でふれあえる場がある。市は、閉じこもりは良くないと言ってはいるが、70 代、80代の健康な方々を呼び出してコミュニケーションを図る場所がない。このような場所を提供してもらいたい。また、議会が年に6回くらい行われているが、議会を聞いている市民は皆無である。議会をよく聞いて判断してもらいたいと思う。(会場)
→誤解の無いように一言だけ述べさせていただく。今日は、問題提起の場所であり、私はむしろ本日ご質問をいただいた方のように、市民が中心になって議論したらどうですかということを提案している。市民からプログラムを作って行政に投げかけたら良いと考えている。これをきっかけにして、個別で、地域であるいはテーマに応じて市民が作ったプログラムで議論を進めてもらいたい。市民がそこまで考えれば、行政は拒否しないと考える。(齋藤)
・最後に一言ずつお願いします。(齋藤)
・今後青年会議所としては、座間市の地域資源を活かした事業を立案していきたい。(三ツ橋)
・子供の安全を見守りながら、生活しやすい学校生活が送れるように努力していきたい。(山本)
・様々な意見があって当然であるが、座間のまちづくりのために、連帯してやることに取り組みたいと考えている。(大友)
・自治会の話が出たが、地域の連帯という部分で自治会があると思う。それ以外にも本日出席いただいているボランティアやNPO が縦糸の分野として活躍していただいている。いろいろな人と人のつながりのネットワークを重層的に重ね合わせていくことで、糸と糸を重ね合わせていくように、いろいろな接点が出てくる。そこにお互いの共通理解を見いだしながら作り上げていく。時間をかけつつ、あるべき座間市のあり方について、いろいろな角度からご意見を拝聴していきたいと考える。(市長)
・限られた時間であり、まだまだ意見を発言したいという方もいらっしゃると思うが、今回の行政からの呼びかけに対して、市民が問題意識を持ち、行政に投げかけていくことも必要であると考える。市民から問題を投げかけて、みんなで考えていくことが必要である。これをきっかけにして、思い、考え、行動に取り組んでいただけるとありがたい。今日の話の中にいろいろな種があったと思う。地域に持ち帰り、今後検討していただければと思う。(齋藤)
以上



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