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投稿者:ルイ
ちょっと視点が違うのですが
(カラマーゾフは読んでいません)、
この記事を見てカラマーゾフで
「心理は必要とされていない」というのと、
学校教育の「心の教育」のいかがわしさとが
シンクロしました。

命を大切にしようとかの「心の教育」だけでなく、
学校現場には「子どもの思いを大切に」とか、
「保護者の願いを叶えよう」など
「心理」がありまくりです。
その原型は「道徳」という教科に現れています。
「国語」などもその部類でしょうか?
「ここでの主人公の気持ちは?」という発問など。

私は「心の教育」も「思い」も「願い」も
「道徳」も
主人公の気持ちを問うような「国語」は
大嫌いです。
ちなみにこういう教師は50人に1人位かと。

何故嫌いか、理由は単純です。
「心理」は一つではないからです。
これには二つの意味があります。
一つは色々な「心理」があるという意味。
もう一つは「思う」ことが「心理」ではない。
そんなことは立場は違うが、
科学的にはフロイトの精神分析学や、
ユングの分析心理学が明らかにしています。

後者はややこじつけですが、
要は「主人公の気持ちは?」なんて
ナンセンスな問いなのです。
それより事実をひたすら記述する、
書かれた事実(根拠のないな心理ではなく)のみを
分析していく、
これの方がどれだけ迫力ある、真に迫った、
優れた文学や読書ではないだろうか?

学校話ついでに一つクイズを。
誰もが習った「ごんぎつね」。
最後、ごんは兵十に誤って銃で撃たれます。
最後の3つの文を書きます。

「ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなずきました。」
「兵十は、ひなわじゅうをばたりと取り落としました。」
「青いけむりが、まだつつ口から細く出ていました。」

ここからがクイズです。
最後の文の時、ごんは生きているでしょうか?
それとも死んでいるでしょうか?

ちなみに一文目でうなずいているから
生きているという答えは不正解です。
確かに一文目はうなずいているから
生きているかもしれませんが、
三文目ではそうとは限りません。

わー、大ヒント!
分かった方は理由も添えてコメントを!

脱線してすいません。


投稿者:t
SSさん、きっとそうなのでしょう。ただ、「深まった」と言ってよいものかどうか、迷いを感じます。ほかでもない心理の局面においてこそ、いつも深さが問題になるように思うからです。まさに、「深層心理」といった形で。また別の文脈では、「最奥の真理」との距離が、その深さで測られる、と。
あるいは、深さという尺度が、そもそもそうした心理や真理との距離という観念から生まれてきたと仮説を立ててみることもできるかも
しれません。もしそうなら、深さは単に比喩の問題にとどまらなくなります。
「カラマーゾフ」は、それとは逆のベクトルを向いています。「深層」というなら、それはごく表層の言語で綴られた作品のように思えます。これはKtoohaさんへのお返事になると思います。心理解剖についてはすでに述べた通りですが、人物の関係を取りあげても、その愛・憎の結びつきはとても類型的です。
というより、ドストエフスキーをはじめとする19世紀までの作家たちが、小説をめぐるそうした類型を形作ったということでしょうが、問題は、なぜ類型的でありながら、それが現代の僕らにも新しい感動をもたらすかということですね。
それは現代の多くの作家が偽りの「深さ」を志向しているのに対して、SSさんのおっしゃるような表層における「広がり」と「自由」をドストエフスキーが感じさせることに、関係があるかもしれません。心理的・真理的深さからの自由。それがまたドストエフスキーの場合、キリスト教精神やロシア人の民族意識とのあいだに激しい相克を生み、特殊な世界を形づくっているように思います。
投稿者:SS
ということは、ドストエフスキーは「罪と罰」から「カラマーゾフ」に向けて、格段に深まり、格段に広がり、格段に自由になったということでしょうか。
投稿者:ktooha
心理を閉め出して一体どんな言葉で溢れ返っているのか、知りたいところです。しかしそれを知るには作品を読むしかないということのようですね。

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