都内、横浜の紅葉もそろそろ見ごろでしょうか?先週の木曜日の午後にひとりで神奈川県宮ヶ瀬湖までドライブに行って来ましたが、ちょっと時期が早かったかな?という感じでした。
さて、今日は坂本九さんの音楽を聴きながら仕事をしています。私は芸大を卒業してから横浜市内の知的障害者のグループホームで当直勤務をしています。そこの利用者さんが私のためにMDに何曲かセレクトしたものをプレゼントしてくれました。
グループホームは4名の男性が利用しており、日中は授産施設で働いているため、夕方から翌朝までの生活支援をします。キャラクターの強い皆さんとお付き合いするのは、大変なこともありますが、同世代の方が多いので、なにかと共感することは多いです。
その中で「音楽」も大きな位置をしめます。
MDを下さった方は30歳の超シャイな男性ですが、夜になるとご自分の部屋で大きな声で歌っています。(人前では絶対に歌わないでしょうが・・・)その彼が録音してくれた曲はどれもとってもいい曲ばかりなので通勤や自宅に帰ってからもよく聴きます。
彼のセレクトは人生の応援歌や優しいメロディーの曲が多いのですが、その中に「涙くん、さようなら」という、坂本九さんが歌った作品が入っていました。ハーモニカの切ないイントロから始まりますが、可愛いラヴ・ソングです。きっと、私のちょっと上の世代の先輩は皆さんご存知の曲だと思います。
詩も曲も単純なのに、その純粋で真っ直ぐな音楽に私の気持ちは奪われてしまいました。そして、癒され、優しい気持ちを取り戻せました。
♪私たちの生活は「悲しみ」と「涙」なしに過ごすこと
はできない。
でも、僕は素晴らしい恋をしたんだ。
だから、しばらくは涙くんともお別れだよ。
「涙くん、さようなら」