昨日は、福島県いわき市小名浜のイタリアン・レストランdon3にて、クリスマス・コンサートをさせていただきました。満員のお客様に今年も迎えていただき、楽しいコンサートになりました。
昨年、私の特集番組をテレビでご覧になった方が、ぜひ、don3でコンサートをして欲しいとメールをいただき、お店のマスターである佐藤さんを紹介して下さったところからご縁が生まれました。
昨年のクリスマス・コンサートが終わろうとしたころ、マスターが、来年も12/25にはdon3にいらして歌声を聴かせて下さい!とおっしゃり、一年先の予定表に、私のコンサートの予約を書き込んでくれました。あれから一年、この日を目標に私も頑張って来ました。
正直、9月に頭部に病気が転移したことが判った時は、だめかもしれないと思いました。それから、11月に治療が開始されてからも、コンサートができるか不安でした。
でも、マスターの熱い気持ち、いわき市の皆さんがコンサートを楽しみに待っていて下さっていることが伝わり、私も、何が何でもという気持ちで体調管理に努めました。そして、身体に負担が掛からないようにと、交通手段は車で往復しました。(Heroくんが運転)。
そして、お店に到着すると、マスターが優しく迎えてくれ、店内はピアノの調律中でした。え!えっ!あれっ!まずは私は目を疑いました!ピアノが去年と違う…。スタインウェイ?それも、ひょっとして、アンティーク!?
なんと、今日の日のために、ピアノショップいわきさんのご協力を得て、特別に運び入れてくれたのだそうです!1912年製のニューヨーク・スタインウェイ!嬉しくて泣きそうになりました。そして、この楽器を須江さんが弾いてくれる!こんなに幸せなことってあるんだろうか…。
須江さんは、電車でいらしたので、私よりも30分遅れての到着だったのですが、私と同じぐらい驚き、大喜びでした。もう、ここでコンサートの成功が予感されました。
↓don3のマスター、佐藤さんとピアノと

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リハーサルの時よりも、コンサートのプログラムが進むにつれピアノの音色の魅力は輝いていきました。私の声も音楽も、お客様のパワーとピアノの力に引き出されていくように、伸び伸びと歌えました。
そして、昨年と同じように、「2011年のクリスマスも本田さんに歌ってもらいましょう!」とマスターが言って下さり、お客様とも約束しました。これからの一年も色々あるだろうけれど、また、必ずdon3さんに行きたいです。
クリスマスは特別な日。心からそう思えた1日でした。
↓今年も山形大学時代の同級生と会えました。
