寝る前に換気の為に窓を開ける。
(きれいな空気が入ってくるかどうかは別にして。)
外はもうすっかり朝だ。
寒くなった香港。
冷たい外気が、ふと昔の記憶を蘇らせる。
窓を開ける動作やそこから見える光景が一瞬昔の記憶と重なる時。
それはメルボルンのバックパッカーの窓だったり、
キャンベラの寮の部屋の窓、
ニューヨークで泊まったユースホステルの窓、
金沢のアパートの窓だったりする。
(ちなみに長野の実家の窓はまだ出てこない。
きっと冬は雪のイメージがあるからだろう。)
これがフラッシュバック?
毎日同じ窓から見る光景なのに、どうしてこうも違うんだろう。
香港のこの部屋の窓も数年後には過去の記憶として蘇るのかな?
香港に来て早2年。
2年前と同じ土地に住んでるのに、見えてる物、吸っている空気、嗅いでいる匂い、感じる雰囲気、街の様子、何もかもが違う。
と思っていたら、咳のおかげで空気の汚さは変わっていないことがわかった。
そうか、変わって見えたのは、香港が変わったのではなく自分が変わったからだ。
過去の記憶が蘇るのも、それらを経験してきた今の自分がいるってこと。
知らない間に自分は着実に前に進んでいるんだなあ。
知らない間に順位も上がっててほしいなあ。→
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