小学校に入学したとき
6年生のお兄ちゃんお姉ちゃんがとても
大きく大人に見えた!
そのころ、甲府の球場に「巨人 vs 近鉄」のオープン戦を見に行ったとき、
王・長嶋を見て、
まさしく巨人だと思った。
中学校に入ると、
3年生の先輩は
大人びて怖く思えた。
そのころ見ていた
高校野球の選手は、
大きな存在だった。
高校生になると部活(ブラバン)で3年生は口をきいてくれなかった。
そのころの
30〜40代の大人は完全な”おじさん”に見えた。
大学のころになると、妙な粋がりが出たのか何回生だろうが同じに見え出した。
そのころ
政治家を見ると「なんで爺さんばっかりなんだろう」と思えた。
社会人になったころ、ふと気がつくと
高校野球の選手が子供に見え出した。
自分の年齢が30歳を過ぎたころ、テレビのニュースに出てくる
同年代の容疑者の写真を見て愕然とする
「すげぇ〜おじさん」なのだ・・
40を過ぎたころ、同級生の話になったとき「あいつ今、
教務主任なんだって」と聞いて、自分が子供のころの教務主任を思い出し唖然とする。
そして昨日、新しく誕生した
新総理は52歳、私と6歳しか違わないのだ。
今になると高校生も大学生も20代もみんな子供に見えてしまう。
逆に言えば、子供たちは間違いなく私のことを「
おじさん」と思っているだろう。
もはや強がりは不要である。
見る位置が違うと、見え方も変わるものですね。

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