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2021/1/2

春夏の時点では感染者が少なく、医療機関も余裕があった南スウェーデンにもついに新型コロナの波が襲ってきた。

周辺諸国ではとっくの昔に義務化されている公共交通機関でのマスクの使用がここでやっと必要だと言われるようになり、南スウェーデンのSkånetrafikenは乗客に対して車内でのマスク着用を要請する、とテレビで報道された。

スウェーデンの公衆衛生庁はずっと「マスクは感染防止の効果が少ない」と言い続けていたけれど、ついに降参の時が来たかと思いながら電車に乗ったら…

あれ?? 私ののった車両に座っている乗客はだれもマスクをつけていなかった。


おかしいなー とこの会社のお知らせなどが流れるディスプレイをながめたところ…

あっまたこれか!?

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「クリスマスの時期でもお互いに距離をとりましょう。2メートルはあなたの思っているより長い。たとえばクリスマスツリー」

…これ、「距離さえとればマスクはしなくてもいい」という意味なんだろうか?(後で聞いたらマスクの要請を始める時期を遅らせた由。なぜ?わからない。)

たとえばアドベントライト4個分
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たとえばおいしい(と書いてある)サフランパン17-18個分
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たとえば ハート型ジンジャークッキー(特大)10個分
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夏のやつは面白かったけれど、柳の下に二匹目のドジョウはいなかった。
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2020/12/13

これは二週間前にイナカで撮った写真。先週行った時にはもう牛たちはいなかった。冬は乳牛は放牧しないのだ。また春に会おうね。

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気がついたら冬になっていた。

といっても、気温はずっとプラス6-8度を行ったり来たりしていてあまり冬らしくない。寒がりの私にとっては有難いと言えばそうなのだが、雨が多くて暗くて気が滅入る。

8月になってからスウェーデンのコロナによる新たな死者の数がじりじりと下がり始め、もうすぐ六千人を超えてしまいそうだったところで数字が止まり、もしかするとこれで収束するのかもしれない-と多くの人が思っていた。

周囲の国々が感染の第二波に見舞われて対応に追われ始めた時もまだスウェーデンの感染者が増加したという報告はなかったので、もしかしたらスウェーデンだけは免れることができるのかもしれない-と多くの人が思っていた。

-でも、そのような希望的観測はすぐに打ち砕かれ、11月をすぎてからは感染者、重症患者、死者ともに増え続けて死亡者は7500人を超えてしまった。一度は200人まで集会してもOKと行動規制の勧告が緩められていたが、それが8人になり、お年寄りの施設に家族が訪問することも再び禁止になった。

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-で、マスクは、というと「マスクをしている方が感染の可能性がある(かも)」というお役所の言葉に後押しされて相変わらずマスク着用の義務はないし、マスクをしている人は少ないままだ。図書館もショッピングセンターもレストランもサウナもカフェも開いている。

期間限定でレストラン等の営業をあらかた禁止し、かなり厳しい取り締まりを行っているデンマークと比べるとスウェーデンの政策はあいかわらず緩い。政府や公衆衛生庁の見解や政策に対する批判も日々目にすることができ、そういう意味では高圧的に行動を規制されているという感覚はない。政府の措置が人権侵害だとしてデモが行われるフランスやドイツとはかなり状況が違うと思う。スウェーデンのやり方にいい点があるとしたら、たぶんそこだ。

そうは言ってもスウェーデンでも今年は家庭内暴力の問題が増えているというし、オンライン授業になったせいでストレスを抱えるようになった学生のことも新聞の話題になっている。社会のサービスが受けられない不法移民は国に帰ろうにも身動きがとれない。助けを必要とする人のためのフリーダイヤルなどが設けられてはいるが、必要な人にその情報がとどいているのかどうかはわからない。

covid19が社会全体にもたらした影響はとほうもなく大きく、ワクチンなどで病気の感染そのものが収まったとしてもあとあとまできっと傷跡が残ることになるだろう…たぶん世界中で。




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2020/9/29

前回「ゲリラ集団AnonyMouse」について書いた直後のこと。

ルンドに何と三つ目の作品が登場したという話を聞き、「ええっまた??」と驚いていたら同居人が「そりゃそうだろ、ルンドコミューンに雇われているんだから。」としらっと言う。

「えっ」

知らなかった…薬局もレコード屋も地方自治体の注文を受けた作品だったのだ。正体を隠していると思っていたら、コミューンと取引をしていたとは。そしてこれからも各地(もしかすると世界)で注文に応じて作品を作り続けると表明しているのだそうだ。

もうゲリラは卒業したということ?…と思うとちょっとつまらない。

勿論あの細かく美しい手仕事、レトロの雰囲気やあふれるユーモアと遊び心の素晴らしさはこれからも続くだろうし、その仕事にはそれなりの対価が支払われるべきかもしれない。

…でも、「一体何者だろう。次はどこだろう。」というわくわく感が少し覚めてしまって、第三の作品("Hasselnötion"これはたぶんnation学生会館のようなものとねずみの好物ヘーゼルナッツをかけたものだろう)を見に行く気がうせてしまってまだ行っていない。
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2020/8/14

この夏ルンドに登場して住民をよろこばせてくれたゲリラ芸術家集団? Anonymouseのことを。

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道沿いの建物の地面に面しているほんの小さい空間にある日突然ミニチュアの店舗や劇場などが出現する。覗き込んだ人はそのレトロな建築と内装の細かさに仰天。この世界の住人はネズミで、店の名前がネズミにちなんだものになっていることが多い。考えてみるとこの名前だってAnonymousのもじりだ。

たいていソーシャルメディアで新作の写真が発表されるのだが、町の名前は書いてあっても正確な場所は伏せてあることが多いので「うーんどこだろう??」と宝探しが開始される。

しばらくすると地区や通りの名前が新聞にのったりSNSにヒントがあげられたりして場所がわかると、大人も子供も大勢が作品を見にやってくる。そして二週間から一か月ぐらいすると作品はあとかたもなく消えてしまうーというのがいつものパターン。このAnonymouseがどこに住んでいる誰で、ふだんは何をしているかなどは全く謎に包まれている。

これまでのところ作品が発表されたのはマルモが多いので、見たときはたいてい写真をとっている。マルモとルンドのほかにストックホルムやヨーテボリ、外国でも活動しているらしい。追っかけしてみたい〜

最近のものから

今月 ルンドのレコード屋(ここで売られるレコードのジャケットコンテストが行われ、エミ―・ワインハウス "Back to Brie"エルトン・ジョンのような眼鏡をかけた"Stilton John"などのアルバムが入賞した。

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6月 セミ薬局(白鳥薬局をもじっている ルンド)
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インドレストランと古着屋(去年のクリスマス 古着古道具のEmmausをもじっている マルモ)
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去年の夏 探偵事務所(マルモ)
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上の探偵事務所のポスターに書かれている謎がとけるとここに来られるようになっていた。普通のごみ箱の下の部分がガラス張りのスープキッチンになっていた!(マルモ)
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2018年クリスマス 理髪店と中古屋(マルモ)
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2017年クリスマス 書店と劇場Teatro Reggiano
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2016年12月 レストランとデリカテッセン
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4年続けてクリスマスの頃にマルモに来てくれたので、マルモの住人はAnonymouseがクリスマスプレゼントを持ってきてくれたように感じている。今年も来てくれるだろうか。なんとしても来てほしい!
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2020/8/6

久しぶりに田舎から町に戻る。連れ合いが「定期を持ってる人は駅でマスクがもらえるらしいからもらえば?」と言っていたので「本当かなあ」と思いながらマルモ中央駅の窓口に行く。
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窓口の外にマスク配布についての張り紙がしてあった。本当にくれるんだ!へー

そこまで半信半疑だった理由は、まわりを見回してもテレビを見てもマスクをかけている人がほとんどいないからだ。イギリスやヨーロッパ(大陸)には電車やバスの車内や店内でマスクをするのが義務になっている国もあるというのに、北欧ではマスクが義務化されていない。その理由はマスクが感染を防ぐという今や世界中のほとんどの人が信じている効果に対して国が懐疑的であると表明しているせいだ。距離を十分とり、手を洗うことによって感染を防ぐ、というのがスウェーデンの公衆衛生局の見解である。

スウェーデンの「ユニークなコロナ対策」についての解説を聞いていると、「スウェーデン人は政府の説明をよく聞いた上で、個人で判断して対処し行動している」「スウェーデン人は小学校の時から情報の真偽を見極める態度をたたきこまれているから、言われたことを無批判に受け入れて従ったりしないのだ」みたいな説明をしている人が多いけれど、それでは街を歩いていても店に入っても電車に乗ってもマスクをしている人がほとんどいないのは、みんなが―電車の車掌も乗客もウェイトレスも店員も-自分の判断でマスクには効果がないという結論に達した、ということになる。ふーん、としか言いようがない。

とにかく、窓口に行って電車の携帯アプリを見せて「マスクもらえるって聞いたんですが」と言うと、窓口の人は私の携帯を確かめもせず「ああ!はいもちろん!」と嬉しそうに使い捨てのマスクが4枚入った紙袋をくれた。見ると彼の後ろに紙袋がどっさりある。たぶんマスクをとりに来ている人が少ないのだろうと思った。

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電車はすいていて、隣も向かい側も空席だった…が、発車直前に子供二人と母親がすべりこんできて着席。2メートルの距離(ファラフェル7個分)があえなく崩れたので一枚目のマスクをつける。マスクをしているのは自分一人で、かなり勇気が要った。

駅を出て、職場と反対側の道へ進む。実は例のネズミのアーティストAnonymouseが先月に続いてもう一つ作品を作ったと新聞に書いてあるのを読んだのでちょっと写真を撮ろうと思ったのだが…

列ができていて、なかなか動かない。


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自分の番が来ると、みんなゆっくり鑑賞して写真を撮るので時間がかかる。
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テーマパークに来ているような感覚かも この一家で一番夢中になっていたのはお母さんだった。
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並んでいる人たちはちゃんと距離をとって順番を待っている!マスクはしないけど距離はとる。まさにスウェーデンの公衆衛生局の勧告通り!


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この列に参加する元気はなかったので、人が交代するすきに道の向かい側からぱっと撮った一枚。どうも「リコッタ」という名前のレコード屋さんのようだ。

(近いうちに以前撮ったこのネズミのテーマパークをまとめて紹介します。お楽しみに〜)
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2020/7/25

何だか年々いちごの粒が小さくなってきているような気がする…ちゃんと株を管理して新しいものだけ残すとか、そういうことをやっていないので当然かもしれない。


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でも味はとてもいい。
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朝食のミューズリーを食べようと思ったらボウルがなかったのでガラス瓶に入れて食べる。
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イナカのいちごはあまり長く持たないので、摘んだら生で食べるのが普通なのだけれど、今年私はここに泊まり込んでいるので一人ではこんなにたくさん食べきれない。小さいこんろはあるのだが、気がついたら大きい鍋がなかったのでジャムも作れないし、冷凍庫もない…

そうだ!ということで、いちごのsaftを作ることにする。スウェーデンのsaft(ベリーや果物を煮て濾してから砂糖を入れてもう一度煮るやりかた)ではなくて、母がむかしよく作っていた日本のレシピで作った。生のいちごと大量の砂糖、水少々と酒石酸を瓶に入れて五日ぐらいおくと、いちごが浮かんでくる。
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で、そのあと浮いてきたイチゴを出してできあがり。ただ水や炭酸水で割っても美味しいが、母はこれでゼリーやババロアを作ってくれた。
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それでも余ったいちごをマルモに持って帰ってイチゴケーキにする。いちごを生地に入れて焼くケーキを作ったのは初めてだった。いちごは生で食べるのがいいに決まっていると思っていたし、煮崩れたイチゴの味も歯触りもあまり好きではないのでそういうケーキに興味がなかったのだが、ネットでいちごがどっと投入されたケーキの美しい写真が目に留まった。

「いちごの水分が出て水っぽくならないのかな?」と思ったのだけれど、卵や牛乳などの水分の量が控えめで、うまく計算されているレシピだった。焼いている間イチゴのいい香りが部屋中に充満!
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外側はかりっ、内側はしっとり。おいしい!!これはまた作らなければ!
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レシピはこちら


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2020/7/10

久々のルンド。

ずーーっと工事中だったトラムの線路と停車場が完成していた!

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開通は12月の予定。
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駅前に新しいカフェ(大聖堂前にあるLove Coffeeの支店)ができていた!案外たくさん人がいる。
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この時期のルンドはいつも学生が夏季休暇でいなくなり、代わりにイタリア人や中国人の観光客でにぎわうのだけれど、今年は静かだろうと思っていたら、案外人がいるので驚く。話しているのを聞いたらスウェーデン人の観光客だった。普段は外国にバカンスに行くスウェーデン人が南部に観光に来ているのか…
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この人だかりは??
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おおっもしやこれは!
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ゲリラ芸術家AnonyMouseの新しい作品!ルンドに来るとは!
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ルンドにある老舗の薬屋「白鳥薬局」をもじったのだろう、「セミ薬局」という名前がついている。相変わらず細部に細かい。
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ちゃんと2020年仕様になっており、「距離をとろう 10センチ」の看板までついている。来てくれて嬉しい〜!!
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