2005/4/23
イナカで畑の準備の一日。(といってもまだ夜になると零下に下がる日もあるので種まきまでしばらくかかる)
うれしかったこと…心配していたにらとタラゴン(エストラゴン)が無事芽を出したこと。
一週間前は葉がろくに生えていなかったルバーブがこんなになっていた。
ルバーブの存在は雑誌のアメリカ紀行みたなもので写真を見て知っていたが、こちらに来るまで実物を見たことはなかった。蕗が元気になったような外見、酸っぱくて爽やかな味、私の大好きな食材(また観葉植物)になった。スウェーデンでは砂糖と水と煮て少しとろみをつけて食べたりジャムを作ったりすることが多い。
ルバーブは手間いらずで放っておいても雑草のようにどんどん育つ。寒くてやせた土地でも大丈夫なようで、スウェーデン語を習った時に「昔の農民は貧しくて、ジャガイモとルバーブぐらいしか食べるものがなかったんだ。」と先生が言っていたのを覚えている。郊外の家の庭にかなりの確率でルバーブが植わっているところを見ると、今でもルバーブが人々に親しまれているのがわかる。
日本でルバーブが高いのはたぶん土壌が合わなくて育ちにくいこともあるだろうが、単になじみが少ないからかもしれない。水村美苗の小説に軽井沢の別荘に集う洋行がえりの一家が「ルバーブのジャム」を食べるシーンがでてくるが、もしこれをスウェーデン人が見たら「あんがい庶民的なもの食べてるなこの人達」と誤解してしまうのではないかと思う。


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投稿者:tongshin
私らが買うまでこのイナカの家も庭も少なくとも3年は放ったらかしにされていたんだけれどルバーブたちは勝手に繁殖していました。たくましいでしょう?パイ、ゼリー、ババロア、みんないけるから1度お試しを。