2005/8/2
以前書いたように、スウェーデンではラップスオイル(菜種油)を使うことが多く、私の住む南部地方にも菜の花畑が多い。もうそろそろ収穫の時期のようで莢が茶色っぽく乾いているのが見える。
このラップスの収穫をあげるために遺伝子組換え技術を導入しよういう意見があり、実験が繰り返されてきた。どのような組換えかというと、「除草剤につよいつラップスを作って強い除草剤を使えるようにする」という消費者にとっては歓迎しがたいもので、グリーンピースや消費者団体は勿論これを批判している。
菜種油を作って売る側はそうすることによって収穫率を高めるつもりだったのだろうが、ちょっと思わぬ実験結果がでてきてしまった、とテレビのニュースで報道していた。
遺伝子組替え処理をされた除草剤に負けない元気なラップスはせっせと雑草と交配して元気な子供を作ってしまった。つまり除草剤に負けない雑草がどんどん生えてきてしまったのだ…まるで昔話の「大きなつづらを欲しがったおじいさんは…」みたいな結末でした。
右の瓶はスウェーデン南東部で収穫され低温処理された菜種油。左はにわとこのお酒。


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