2008/2/6
またfettisdag(懺悔火曜日・Shrove Tuesday)つまりセムラfastlagsbulleを食べる日(全国的には)がやってきた。

このお菓子はカルダモン入りのsemmelbullar(ふつうの小麦粉で焼いた丸パンだが、たぶんドイツのセンメルとか「セモリナ粉」と同じ起源をもつ名前なのだろう。)、甘くないホイップクリーム、そして甘いアーモンドクリームと粉砂糖から成り立っており、非常にシンプルだ。つまりごまかしがきかない。パンがぱさついていたり生クリームが新鮮ではなかったりするとかなり悲しい。私が初めて食べたセムラはそういうものだったのだが、その後ちゃんとした材料で作られたものは悪くない(ものすごくおいしいとまでは言えない)ということがわかった。
アーモンドクリームの味は店によって違いがあり、カスタードクリームの味がちょっとするものや、刻んだアーモンドが入っているものなどがあるが、私の知っているハッキリした違いはそれぐらい。私の持っているレシピ本には苦いアーモンドをほんの少し加えるとある。
噂によるとチョコレートやサフラン、こけもも入りセムラというものもあるらしいが、サフランやこけももを使うならもっと気の利いたお菓子がほかに作れるだろうだからセムラは進化しなくていい、と思う。

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投稿者:tongshin
luntaさん
いえ、私は数年かけて「材料がよければなかなかじゃん」という境地に達しましたが、じつは「セムラ」で検索するとセムラすごくおいしいっ!という日本人が沢山いることがわかります。もしかすると日本のIKEAのカフェでも売っているかもしれないのでぜひお試しください。
アーモンドクリームは普通はマジパンと比べると砂糖の割合が半分ぐらいの「マンデルマッサ」というペーストをもとに作りますが、これはシナモンロールなどの菓子パン類にもよく使われるもので、おいしいです!