朝市で買い込んできたもの…にら、コリアンダー、ライム、青唐辛子、そしてトルコの小さいプラムErik…
yokocanさん、
tugukiさん、私も買いました!
以前このプラムを齧ったときにその酸っぱさに飛び上がったのだが、後になってから「あれに使えるかも」と気がついた料理が…
それは私(だけではなくてタイ在住の多くの日本人)の大好きなナマズのサラダ「ヤム・プラードゥックフー」もどき。ナマズをホキという魚(タラの親戚)に、酸っぱいマンゴーをエリッキに変えて作った。
実を言うと酸っぱいマンゴーはマルメで買うことができる。私はこれにはとても驚いた。マレーシアでは酸っぱいマンゴーを探すのが大変だったのだ。
市場にでかけて青くてかたいマンゴーをみつけ、「このマンゴー、酸っぱい?」とたずねると、たいてい
「いいえ、めっそうもない。甘いですよ!」という返事が返ってきた。
「いや、酸っぱいのがほしいんだけど」と言うと「は?」という顔をされる。
「これは熟れてないから酸っぱいかもしれない」といわれたものを買って来て食べてみたけれどもタイの酸っぱいマンゴーとは全然比べ物にならなかった。タイで売っている酸っぱい青マンゴーは特別な種類のマンゴーで、マレーシア人にはこの味は受けないらしいということにその時初めて気がついた。
揚げた魚にこの酸っぱいマンゴーを刻んだものとフィッシュソースやライム、唐辛子、砂糖と共にジャッとかけて食べるのがとてもおいしい。なまずのヤムはそのバリエーションのような感じで、ナマズを蒸して叩いてから熱した油にぱらぱらっと入れて揚げたものにこの酸っぱくて辛いソースをかけて食べる。このナマズを揚げたものをスイカと一緒に食べている人を見たこともあるが、私は超酸っぱいマンゴーのほうが好きだ。
ナマズ(タイ人の友だちは市場で売っている燻製の雷魚(たぶん)を買って来てほぐして揚げていた)の代わりに、私は普通のスーパーで大安売りをしていたHokiという白身魚を使ったが、冷凍の海の魚でも案外まともなものができる。
この魚フレークのカリカリとカシューナッツのカリカリ、マンゴーとライムの酸味、唐辛子の辛さ、コリアンダーの葉の香りなどが一度に楽しめる。マンゴー(やエリッキ)のかわりに未熟なリンゴを使ってもできるので、ぜひお試しを!
追記 バンコクにお引越しした
mimpianさんのブログに本物の
ヤム・プラードゥックフーの記事があります!
なまず (白身の魚で代用) 300グラム 蒸す(またはオーブンで焼く)。それをたたいてほぐしたものをさっと揚げる。
皿になまずを乗せ、うえから下の野菜類とソースを混ぜたものをかけて食べる。(和えるのは食べる直前にする。)
酸っぱいマンゴー(エリッキ4個で代用。熟す前のリンゴも合う) 1個 千切り
タイの赤エシャロット(普通のたまねぎで代用) 薄切り
キャベツの堅い部分 薄く千切り
コリアンダーの葉
カシューナッツ(ピーナッツでもよい)
ライム汁 大匙3
フィッシュソース 大匙4
砂糖 大匙1
唐辛子 少々 小口切り

4