みなさんにはご心配をおかけしています。
しばらくは闘病日記になると思いますが、
暖かく見守っていただけると幸いです。
昨日の記事UP後、夜中まで病気について検索した。
すると、『腹水』『黄疸』のキーワードで
FIP(猫伝染性腹膜炎)が数多くヒットした。
対処療法しかなく、進行が早い病気でもある。
慌てて昨日の血液検査の結果用紙を確認するも、
FIPの診断の指標となる総蛋白やグロブリンの項目がない。
FIPのことをよく調べていくと、
◆生後1年未満、高齢の猫での発症が多い傾向にある。
◆猫エイズや猫白血病による免疫力低下で発症しやすい。
◆手術時の麻酔が発症の引き金になることもある。
…、全部当てはまる…。
何でFIPについて触れなかったんだろう。
処方された薬は腹水を出すための利尿剤とステロイドだけ。
他にしてあげられることがあるんじゃないだろうか…。
疑問がわきだすと止まらず、
いてもたってもいられず、
時間を作り別の病院へ行ってきました。
診察と説明が丁寧であることで評判の病院です。
再びエコー、そして新たに腹水検査、
総蛋白とアルブミン、グロブリンの血液検査を行いました。
エコーでは、昨日見られた肝臓の腫れや凹凸はなく、
腫瘍が心配された脾臓にも異常はなし。
その他の臓器にも異常はありませんでした。
ただ、エコーに映る脂肪にキラキラと光る筋がたくさん。
炎症しているときにこういう風に見えるそうで、
膵炎や腹膜炎の可能性がある。
ただ、膵炎の場合は胃の周辺のみに限られるとのこと。
今回は腹部全体にキラキラがあったので、
腹膜炎の兆候であるということでした。
そして、腹部から直接腹水を抜き取り、
目視検査を行いました。
粘性のある黄色い液体でした。
さらに、腹水中の好中球とマクロファージの量も多い。
腹水中の総蛋白は6.2と高い。
(FIPの子の腹水中の総蛋白は3.5以上が多いそう)
すべてFIPの症状を示すものでした。
血液検査でも高グロブリン血症であることが分かりました。
これらデータだけでもFIPであることはほぼ確定。
残り1割の後押しが必要であるなら、
コロナウイルスの抗体価検査をすることもできる。(外注で)
抗体価が分かったところで、治療方針は変わらない。
以上が診断結果でした。
診察と検査、結果説明まで1時間半もかけてくれました。
納得いくまで丁寧に診察してもらい、
疑問にも丁寧に答えてもらい、
症状も事前に調べていたことと一致。
私は抗体価検査をしないことを選びました。
昨日の利尿剤とステロイド、
それに加えてインターフェロンと抗生剤。
この組み合わせで投薬治療を開始しました。
点滴をしてもらったおかげか、
昨日程辛そうではなくなりました。
次回は来週の月曜に診察です。
少しでも好転してくれるとイイのですが…。

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