■関西に再び住み始めて1年。関西についていろいろ考えることがあります。京都、大阪、神戸、それぞれの巨大な街が独立はしていて、それぞれ固有のユニークさをもってはいるのですが、あまりにもたくさんの街の情報に圧倒され、逆に、なにがどうなっているのかさっぱりよくわかりません。
■私にとっての話しですが、自分が暮らすのにちょうどよい街のスケール、人口、情報・・・、そのようなものがあることに、岩手県盛岡市に6年間暮らして気がつきました。
■岩手や盛岡に暮らしているときは、「地元」にこだわる多くの人々に出会いました。なんの根拠もないのですが、「地元こだわり派」の人口密度が高いように思ったものです。
■その盛岡に新しいミニコミ誌が生まれたようです。
「てくり」というミニコミ誌です。どんなミニコミ誌なのだろう・・・。とっても気になったので、メールで注文して購入することにしました。やはり、「地元こだわり派」の人口密度が高いから、経営がなりたちそうだ、との判断があったのではないでしょうか。
■ボ〜ッと暮らしているためでしょうか、大津や滋賀の情報が、なかなか耳に入ってきません。困りましたね〜。滋賀県では有名な「Duet」や「みーな」以外に、たとえば私が担当している社会調査実習「大津ゼミ」のフィールド、大津の街に関しては、大津限定のミニコミ誌はないように思います。
■大津に暮らしている多くの皆さんは、京都や大阪に関する情報を求めているのかもしれません。よく言われることなのですが、「大津に暮らしていても、地元のことは見ずに、京都の方ばっかり見とる」、そのような状況があるから、ミニコミ誌が経営的に成りたたない。そのようなことを、ついつい考えてしまうのですね。なんだか、元気が出てきませんね。大津も、「地元こだわり派」の人口密度が高くなればな〜・・・。などと、考えてしまうのですね。
■そういう状況のなかで、「みんなの滋賀新聞」という新しい新聞が1ヶ月前に登場しました。滋賀県では、ここしばらくずっと県紙が存在していませんでした。続いてほしいな〜、本当に素直にそう思うのですよ。