「コモンズとしてのブログ『超入門・アースダイビング講座』」
環境/まち・東京
(写真は、「第3回アースダイビング@江戸東京地下水脈」で歩いたコースを、六本木ヒルズの森ビルから撮影したものです。偶然なんですけど。)
■こんな方はいらっしゃいますか?「突然、アースダイビングって言われても、なんのこっちゃ、わからへんやないか。責任者出て来い!!(←
人生幸朗風)」という方、ご説明いたしましょう。『
超入門・アースダイビング講座』です。自分の頭のなかにある流れを、きちんと整理しておくためにも、ちょっとしたブックレット風に、章立てにしてみました(その意味で、個人的備忘録…?!)。
■このような整理については、すでにAkiさんが、昨年の12月段階で「
本妙寺坂から、アースダイビングへ」にまとめていらっしゃいます。そのような意味で、「屋上、屋を架す」ような無駄なことをしていると怒られちゃうかもしれませんけれど、今回の「第3回アースダイビング@江戸東京地下水脈」については、特別な思いがあったものですから、12月以降のことや、その他派生的なことも含めて、あえてこのような作業をおこなってみました。
【はじめに】
はじめて「アースダイビング」という言葉をみて、そして「第3回アースダイビング@江戸東京地下水脈」に参加された皆さんのブログ、そこでのコメントを読んで、「なんだか楽しそうだな〜、でもいったいどういうことなのだろう?」と思った皆さん。もし、よろしければ、以下の順にエントリーをお読みください。
どれも、最近“ご近所付き合い”をさせていたてだいている東京「アースダイバーズ」の皆さんや、仲間の皆さんのブログからのエントリーです。順番に読んでいくと(おそらく)「アースダイビング」のことがよくわかりようになります(なるはずだ、
なってほしい、なったらいいな〜…
)。
つまり、
すでに公開された皆さんのブログのエントリーを、知的なコモンズ*として積極的かつ自覚的に活用し、横につないでいくことで(コメントやTB等ではすでに繋がっていますが)、即席の『超入門・アースダイビング講座』を作ってみたというわけです。
もちろん、今回のものはあくまで(わきたバージョン)です。叩き台の試みです。また、「アースダイビング」に関するすべてのエントリーを含んでいません。それぞれ各自で
カスタマイズしたり、過去のアーカイヴスを探索したうえで
再編集したりして、「知的なコモンズ」を
成長発展させていくことにこそ意味があると考えています。その点、よろしくご理解ください。
少しだけ根気がいりますが、フムフム…

、うふふ…

、 といった感じで読んでみてくださいね。
*コモンズとは、他の人を排除して特定個人がすべて独占したり、特定の個人の所有物として売り渡してしまったりする(商品にしてしまう)のではなく、複数の人びとが自分たちの生活のために必要な資源として一定のルールを守りながら持続的に維持していく(非市場領域に属する)共有資源と説明しておきます。小難しくてごめんさない。玉井さんのブログ『My Place』の思想に近いものがあるのかとも思っています。
【第1章 街を見る眼差しの転換】
アースダイバー的眼差しの転換による感動とは何か。まず、「事の始まり」からみてみることにしましょう。masaさんとAkiさんとのやりとりから学んでみましょう。Akiさんが、とても丁寧に解説されています。また、masaさんのエントリーからその感動を感じとってみましょう。
○「
本妙寺坂」(masaさん)
○「
aki's『Kai-Wai 徘徊』本妙寺坂」(Akiさん)
○「
東京の公園と原地形」(Akiさん)
○「
秋の本郷でアースダイブ」(masaさん)
○「
本妙寺坂から、アースダイビングへ」(Akiさん)
【第2章 『アースダイバー』とは何か】
Akiさんによる『アースダイバー』(中沢新一さん)という本の書評です。大変うまくこの本の面白さが説明されています。でも、自分自身できちんと読むのが一番ですよ。
○「
アースダイバー」(Akiさん)
『アースダイバー』について、賛否両論あります。特に、考古学や歴史学を専門とする(実証主義的)専門家からは、批判があるように思います。しかし、同時に、私たちの考え方を、ある意味で自由にして励ましてくれる力ももっています。このあたりについては、ランドスケープの専門家である石川初さんの解説がわかりやすいです。
○「
the earthdiver diver」(石川さん)
【第3章 『(仮称)アースダイビング大会』】
「朝から小雨がぱらつく街を進むのだ!!そして巻仕上げは『秋田屋』の『タタキ』なのだ」の巻
『アースダイバー』の発想を活用した活動(一生懸命遊んで、真剣に考える)が始まりました。大人のおじさんたちが、やっているところに値打ちがあります。玉井さんのエントリーが、カッコいいです。個人的には、長く歩いたあとには、この「仕上げ」がとっても重要だと考えています。これについては、Akiさん。
○「
『アースダイバー』とアースダイビング大会」(玉井さん)
○「
(仮称)アースダイビング大会」(Akiさん)
【第4章 アースダイビング@下北沢】
「下北沢駅前計画と計画道路を検証することにあるのだ。仕上げに「レバちょい焼き」が無くて悲しかったけど、水餃子とLADY JANEとともに下北沢の夜は更けていくのだ」の巻
まだまだ続くぞ、第2回目です!!2回目は、再開発が進もうとしている下北沢です。
○「
アースダイビング@下北沢」(masaさん)
○「
アースダイビング@下北沢」(Akiさん)
再開発については
○「
要望書」
○「
下北沢シンポジウム 市民アンケート結果の発表」(ともに、GG-1さん)
【第5章 第3回「江戸東京地下水脈」の企画】
ますます勢いが出てきました。次は、第3回目の企画です。都内に残る古川の源流を求め、その水源地にアースダイビングすることを目的としています。
○「
企画:アースダイビング@江戸東京地下水脈」(iGaさん)
関連情報として
○「
五輪招致にMの影」(iGaさん)
【第6章 お知らせが出ました】
そして、とうとう実行されることになり、お知らせが。iGaさんの豪華資料付き(参加者限定)なのです。
○「
第三回アースダイビングのお知らせ」(iGaさん)
【第7章 『第3回アースダイビング@江戸東京地下水脈』の理解にむけて】
事前に準備をすることが大切です。GPSを使ったmasaさんの地図は、美しい。惚れ惚れしますね。
○「
第3回アースダイビング」(masaさん)
○「
アースダイビング@江戸東京地下水脈」(iGaさん)
masaさんが作成した「
地図」を広げてみましょう(東京に詳しくない人は、Googleのマップも同時に広げるとわかりやすいはずです)。この「
地図」を見ながら、iGaさんの「
報告」を読んでみましょう。すると、「第3回アースダイビング@江戸東京地下水脈」に関する、皆さんのブログの報告の内容がよく理解できるようになります。
【第8章 みんなのブログを読んでみよう】
「人それぞれに、感じ方、考え方の違いがある。それが大切なのだ」の巻
第3回は、M的再開発が進むエリアを縫うように歩くことになりました。masaさんのGPSの測定によれば、全部で14q。まさに「長征」です!!これだけ長いと、人によって、見たり注目したりするものが違ってきます。ブログのよいところは、こういう考え方もあったのかと気がつかせてくれるところです。また、それが読んでいて楽しいところです。現段階では、「赤坂 NAGARA ながら」の打ち上げに関して、まだきちんとした報告がありません。みんな、真面目なんだから〜。
リストについては、こちら。
○「
『第3回アースダイビング@江戸東京地下水脈』の報告が続々・・・」(わきた)
○「
アースダイビング・レポート」(iGaさん)
【付録 これも読んだら面白いぞ】
○「
メメント モリ:長い影」(玉井さん)ちょっと唸りました。いいですね〜、カッコイイ。
○「
東京の凸凹地図」(iGaさん)さすが!!地図がすばらしい。コメント欄も注目です。
○「
はじめての中沢新一」(ほぼ日刊イトイ新聞)ご本家です。
さらに関連するものとして、以下も、よろしかったらお読みになって

。
○「
『アースダイバー』が生み出すネットワーク」
○「
2つの『森』の思想(その2)」(ともに、わきた)
【おわりに】
いかがですか、お疲れになりましたか

?ここで、コーヒーとケーキでおくつろぎいただきたいところです


。ここまで読みこめば、あなたも、「第3回アースダイビング@江戸東京地下水脈」について、その背景から深く理解できることでしょう(
理解してほしいな〜、お願い理解して…)。

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