
■指揮者・
湯浅卓雄さんは、ウィーン国立音楽大学で
ハンス・スワロフスキーに師事し、
ロヴロ・フォン・マタチッチの助手もつとめた方です。
BBCスコットランド交響楽団首席客演指揮者、英国
アルスター管弦楽団首席客演指揮者の他、イギリスやニュージーランド等で指揮者として客演され、国内では、過去に群馬交響楽団で指揮者をつとめた他、関西フィルハーモニー管弦楽団や大阪センチュリー交響楽団等でも数多くの客演をされています。トップ写真は、ずいぶん古ぼけた白黒写真ですが、今から25年前、まだお若い(30歳代前半)湯浅卓雄さんが、神戸文化ホールでチャイコフスキーの交響曲No.5を指揮されているところです。
■ところで昨晩のことですが、この湯浅さんのもとでチャイコフスキーを演奏した写真のオーケストラのメンバーのごく一部人たちと、ささやかな新年会を開くことになりました。
■とはいっても、プロのオーケストラではありません。私が学生時代に入っていた学生オーケストラの同窓会もかねた新年会なんです。ということは、トップの写真…学生オケの定期演奏会の写真です。若き日の湯浅さんは、私たちのオケの客演指揮として指導してくださっていたのです。ちなみにこのときのプログラムは、グルックの歌劇「アウリスのイフィゲニア」序曲、スメタナの交響詩「我が祖国」よりモルダウ、それからチャイコフスキー/交響曲第5番ホ短調でした。正月早々、ちょっとおふざけが過ぎましたね。「な〜んだ」という話しになってしまのうのですが、“ご近所ブロガー”である
fuRuさんのエントリー「同期会--25年ぶり」からも影響を受けつつ、ちょっと書かせてもらおうと思います。どうかご容赦ください。

■この新年会、例年開かれているわけではありません。今回、急遽開催されることになったのです。年末に、オーケストラの後輩から「現さんが一時帰国しているから、新年会をしましょう」というメールの連絡が急に入ってきたからでした。現さんの本名は、島岡現。親しみをこめて、みんなに現さんと呼ばれています。現さんは、私や後輩と同じく大学オケのメンバーで、コントラバスを弾いてました。残念ながら、トップの写真の定期演奏会のときには、アメリカに留学していてステージにはいません。卒業後は、再びアメリカに留学しジュリアード音楽院でも学んだ後、フランスに渡りました。その後は、コントラバス(ベース)奏者としてクラシックに限らずジャズやボサノヴァ等のセッションにも参加しています。また近年は、自らヴォーカルをやったり、さらには演劇や映画の世界にも進出するようになっています。今回の一時帰国は、日本での仕事のためらしく、大晦日には、「オーケストラアンサンブル金沢」のカウントダウンコンサートにも出演していたようです。
■現さんとは、90年代の終わりの頃に、文化遺産(負の遺産)の調査でパリに出張した折に会ったきりですから、7〜8年ぶりの再会ということになります。もちろん、他の多くの皆さんのばあいは、卒業して以来ということになります。ですから、もう四半世紀の時が過ぎてしまったというわけです。これだけ時が過ぎると、かつての若者たちも、「いや〜変わっていないね〜」、「すっかり丸くなってしまって」、「最近は老眼がすすんでね〜」というような話しにどうしてもなってしまうのです。参加できなかった女性の同級生のばあいは、「子どもが受験で残念ながら参加できないの、お盆で関西に戻るときには、また同窓会をしてね」という返事もあったりして…。そういう年代なんですね〜。
■現さんは、プロのアーティストですから別格として、今回参加してくれたメンバーのなかには、卒業後も市民オケでずっとアマチュアとして演奏活動を継続してきた人がいますが、多くのメンバーは、私も含めて演奏活動を中断せざるを得ませんでした。しかし、子育てが一段落して市民オケに再び参加した人も。そして、新年会とは関係ありませんが、いただいた年賀状を拝見していると、「再び楽器を始めました」ということが書き添えられていたりと…。そういう年代なんですね〜。私もまたオーケストラに入りたいところですが、土日にあちこちの地域にでかけるような仕事をしているので、このあたりがなかなか難しいところです。でも、楽器を再開したいな〜…。

■写真は、同窓会&新年会のあとに、撮影したものです。左から、Oさん(フルート・主婦)、Mさん(チェロ・小学校教諭)、Hくん(ファゴット・銀行勤務)、Tくん(ヴァイオリン・デパート勤務)、現さん、YTくん(コントラバス・不動産鑑定士・後輩)、YKくん(コントラバス・銀行勤務・後輩)、Kくん(ヴァイオリン・大学教員・後輩)。皆さん、それぞれのポジションでがんばっておられます。こうやってひさしぶりに、昔の仲間と会うと、なんだかとても嬉しい気持になりますね。精神的に元気になります。というわけで、後輩のYT君を中心とした前後の学年のミニ同窓会のホームページをつくることになりました。まあ、気長にお待ちください。まずは、掲示板あたりからつくりましょうかね。
【追記1】
“ご近所ブロガー”fuRuさんのエントリーでは、「『高校の時、かっこよかったんだよ。』なんて言われて、びっくり。〜なんだか、ちょっと良いことあった、そんな感じでした。」とありますが、私のばあいは、残念ですが(と、いうよりも「当然ですが」かな…)まったくそんなことはありませんでした。
【追記2】このエントリーの冒頭に無理やりご登場いただきました湯浅卓雄先生とは、もうかれこれ、18年ほどお会いしていません。最後にお会いしたのは、大阪の天王寺動物園でした!たまたま、偶然なんですけどね。両方とも、家族サービスというやつです。
【追記3】上に書きました、掲示板、すでに開設済みです。関係者の皆様、詳しくは、私のほうまでご連絡ください。説明させていただきます。
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湯浅卓雄氏プロフィール
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湯浅卓雄氏 インタビュー(1)(ブラームス 交響曲全曲チクルス)
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湯浅卓雄氏 インタビュー(2)(2005年 レコード芸術 9月号 インタビュー)
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湯浅卓雄氏 インタビュー(3)(モーストリー クラシック 2005年11月号 )
【追記4】このエントリーにある新年会&同窓会をきっかけに、
掲示板と
ブログが生まれました。管理者は、私です。関係者の皆さん、ご連絡いただければ、パスワードをお知らせいたします。よろしくお願いいたします。

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