
■諸般の事情により、ブログの更新が滞っているのですが、これだけはアップしておきたい!iGaさんが運営されている『
MADCONNECTION』の、2006年5月28日は、「
別所沼の風信子荘」です。
立原道造が設計したヒヤシンスハウスについてのエントリーです。私は、このエントリーで、ヒヤシンスを風信子と書くと知りました。さて、突然、立原道造のことが飛び出してきたのにはわけがあります。
■新聞の広告で、『暮しの手帳』最新号・第4世紀26号(2007年2-3月号)に、立原のヒヤシンスハウスが取り上げられていることを知ったからです。これは、買うかどうか別にして、読んでみる必要があります(おそらく、職場の図書館で読むことができるに違いない)。
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立原道造のヒアシンスハウス
埼玉県の別所沼公園に建つ、緑の屋根に木造りのかわいらしい小屋。詩人・立原道造が設計した、一人で週末を過ごすための小屋です。道造が夢見た憧れの住まいとはどんなものだったのでしょう。スケッチをもとに建てられた、ヒアシンスハウスを訪ねます。
(
『暮しの手帳』のHPより)
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■う〜ん、いいですね。時々、このブログにお越しいただく皆さんには、「阿佐ヶ谷テラスハウスの出来事(
その1)(
その2)(
その3)」をお読みいただいているかもしれません。きわめて個人的なことなのでしょうが、私のなかでは、テラスハウスと『暮しの手帳』とヒヤシンスハウス、どこかで結びつくのです(このブログの性格からすれば、この点をもっと堀下げるべきなのでしょうが…)。が、しかし。とりあえず、そのことは横に置いておいて、です。上記のiGaさんのエントリーに以下のようなコメントをさせていただきました。そして、iGaさんからは以下のようなお返事をいただきました。
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以前、盛岡に6年間住んでたとき、『盛岡ノート』という本の存在を知りました。立原道造が、昭和13年9月から10月まで画家・深沢紅子の盛岡にある生家の別荘に滞在し、盛岡での叙景や心情を綴ったものです。彼は、東京帝大の建築でしたね。こんなかわいらしい素敵な家を設計されていたのですね。iGaさんが、リンクされていた「ヒアシンスハウス」のなかに、「庭に掲げる旗のデザインを深沢紅子画伯に依頼した」とありました。
Posted by: わきた・けんいち at May 28, 2006 03:25 PM
その旗が揚がっている時は在宅、そうでないときは不在と云うサインを友達に送る為だそうです。
Posted by: iGa at May 28, 2006 04:14 PM
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■このコメントのなかに書いた『盛岡ノート』、長らく絶版になっていたのですが、このたび復刊されることになったようです。つい、最近知りました。盛岡在住のシャヴァンヌさんブログ
『写展 ○ イエスタデイ』のエントリーによれば(正確には貼り付けてある新聞記事によれば…)、盛岡市役所のなかに設けられた「盛岡ブランド推進室」が、盛岡ブランドのひとつして全国に情報発信するものなのだそうです。刊行委員会の代表が市役所の助役さんのようです。かなり力が入っている感じがします。私も、この『盛岡ノート』、なんとか入手したいのですが、関西在住でどうやって手にいれたらいいんでしょうか?販売されている東山堂書店は、宅配便で送ってくれませんかね。ちょっと、盛岡の知人に相談してみます。
■偶然でしょうが、たて続けに立原道造関連の情報が私のところに飛び込んできました。これは、なにかのメッセージかもね。
○
立原道造 盛岡ノート(盛岡在住の小説家・斎藤純さんの『流れる雲を友に』)
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盛岡ノート その1 (『もりおか暮らし物語 盛岡ブランド日誌』)
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070122 紺屋町(『イワテライフ日記』)
【追記1】東山堂書店に電話で連絡したところ、なんとか入手できそうです。2000部なので、はやく売り切れてしまいそうな気がします。980円です。
【追記2】
全集も筑摩から復刻されているようですね。

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