
■masaさんの『Kai-Wai散策』、ブログを置かれているサーバーの容量が不足してきたたため、新たなサーバーで運営を再開されました。これまでのものが『
Kai-Wai散策BLUE』であれば、新しいものは『
Kai-Wai散策GRAY』です。青版と灰色版ですね。どうぞ、みなさんブックマーク・お気に入りを再登録なさってください。こんどのブログのURLは、
http://kai-wai.jp/です。ところで、新しい『Kai-Wai散策GRAY』のコメント一番のりは、『
谷根千ウロウロ』の やまださん でした。私は、一番のりを逃してしまいました〜。ところで、やまださんが守備範囲にされている谷中・根津・千駄木のエリアを歩いたのはもう数年前になります。「ひさしぶりに、歩いてみたいな〜」などと思いつつ、『
谷根千ウロウロ』のいくつかのエントリーを拝見したのでした。
■こんな感じで「ブログ数珠つなぎ」をやっていると、ときどき「えっ…」というかんじの人物に出会います(出会うといってもエントリーを拝見するだけなんですけどね)。たとえば、『
Kai-Wai散策BLUE』のばあいでいえば、
こちらの方です。「北千住の商店街から一歩なかに入った路地を歩いていると、『かわいい牛田Tシャツはいかがですか〜』という、のんびりとした調子の声が聞こえてきました」なんてことがあると「えっ…」となってしまいますよね。今回、『谷根千ウロウロ』でもそんな方に出会いました。青い毛糸の帽子、法被。法被の背中には、「えいえもん」。特別に注文した自転車。自転車の荷台につけられた木製の箱(ひろげると、商品の陳列棚になる)。自転車には、「かばんやえいえもん」の幟が…。こんな感じの人が、自分の横を自転車でスッと走り抜けていったら、誰しもが「えっ…」とふりかえると思うんですよね〜。
■お名前は、山内栄衛門(やまうち・えいえもん)さんとおっしゃいます。このエントリーのトップの写真は、彼女のホームページ「
ながれのかばんや えいえもん」のトップです。このホームページの「作者と活動内容」には、次のように書かれていました。
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日本一の湖びわ湖に抱かれた、ふるさと滋賀県高島。
古来豊かな湧き水や「高島時雨(しぐれ)」と呼ばれる雨により、帆布やクレープなど繊維産業の盛んな地域です。
「地場のええもんを多くの方々に知ってもらい、使こうてほしい。」
「丈夫で長持ちする素材で作ったものはロングライフデザインであり、エコやん。」
そんな思いで、使い込むほどに味わいが出る帆布を使った商品制作を始めることになりました。
びわ湖一周や学生時代7年間の自転車生活を経ておおきくなった私は、自分のできる範囲で販売し、お客様と顔の見える商売がしたいと 自転車での移動販売を活動の中心にすえています。
手縫いとミシンでひとつひとつ仕上げた少し無骨で、素朴な鞄や小物たちを是非手にしていただきたいと思っています。
東京下町谷中界隈で自転車に鞄を沢山積んで販売しているえいえもんをみつけたら「よっ!えいえもん新作あるかいな〜。」と気軽に声をかけてください。
(帆布商品の売上げの一部をびわ湖の環境を守る活動に寄付しています。)
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■簡単な履歴もお書きになっていますが、立命館大学理工学部卒業後(滋賀県の草津にキャンパスがあります)、国内鞄メーカーで制作職の仕事をされ、2007年には「高島一徹堂」を立ち上げられました。そして、今年から、「ながれのかばんや えいえもん」として、
出身地の地場産業で生まれた帆布を使った手作りの鞄や小物を、自転車で移動販売する事業を開始されました。滋賀県の高島のご出身です。こうなると、このBlog版「環境社会学/地域社会論 琵琶湖畔発」で紹介しないわけにはいきません。出身地の地場産業(帆布)と、ご自分のこれまでの皮鞄職人としての経験とをうまく結び付けて、なおかつ、そこに「エコ/環境」を結びつけた事業を展開されようとしているところに、「ほ〜っ」と思ったのでした。自転車で「ながし」て移動販売されているわけで、そういう点からも、「エコ/環境」でしょうか。少し書きましたが、自転車の荷台の箱は、商品の陳列棚になります。一見、紙芝居屋さんのようですね。いろいろ工夫されているようです。「自分のできる範囲で販売し、お客様と顔の見える商売がしたいと」という基本方針にも、感心します。「えっ…」の次は、「ほ〜っ」です。山内栄衛門さんは、現代の近江商人(高島商人)です。「売り手よし、買い手よし、世間よし」の精神を目指されているのですね。
■山内栄衛門さんのこと、詳しくは以下のホームページやブログのエントリーをご覧ください。
○ホームページ『
ながれのかばんや えいえもん』
○ブログ『
ながれのかばんや えいえもん』
○「
かばんや えいえもん」『
いわおの部屋』
○「
流れのかばんや『えいえもん』」『
谷根千ウロウロ』
○「
紙芝居のはじまりはじまり」『
とれどれぐさ』
【追記1】■山内栄衛門さんには、ぜひ、墨田区にある「
LOVEGARDEN」さんを訪問してほしいなあと思います。私の頭の中では、あの「LOVEGARDEN」の前にとめられた自転車「えいえもん号」そして店内では意気投合しているcen&yukiりんと山内栄衛門さんの談笑風景、そんな想像(妄想)しています。
【追記2】■
こちらや、
こちらを拝見すると、山内栄衛門さんのご両親、滋賀から紙芝居上演のために上京されたようです。お母さんも、琵琶湖の環境問題に関して「琵琶湖トラスト」等でご活躍の方です。

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