
■先週の日曜日、
masaさんと東京の赤羽台地を歩いたことはお伝えしました。さっそく、「赤羽台地を歩く」なんてタイトルのエントリーをするはずだったのですが、この一週間、なかなか余裕がなかったことと、エントリーするにあたっていろいろ調べておきたいことがあり、作業が遅れています。というわけで、「赤羽台地」についてはもう少し先送りをしたいと思います。
■昨日、土曜日は、兵庫県の姫路にいってきました。あの、世界遺産でもある姫路城があるところです。姫路には、兵庫県立大学の環境人間学部のキャンパスがあり、そこでちょっとした仕事があったからです。その仕事は、15時半に終わる予定でしたので、自分の故郷でもある神戸の街を少し歩いてみようかな…、美味しいパンを買ったりしたいな…、港を眺めながらコーヒーでも飲んでみたいな…、中華街(南京町)で中華料理の調味料を買ってみたいな…なんてことを思っていたのですが、実際には、1時間弱、仕事が長引いてしまいました。昨日は、親の家で「宿直」がある日でしたので、「中途半端な時間で歩くのもな〜…、残念だけれど、神戸の街を歩くのはこんどにしよう」と思ったのです。が、しかし。姫路を出発して明石(明石の蛸、明石の鯛、そして明石焼で有名ですが)に電車が到着したときに、ふと思いついたのでした。「そうだ、須磨(駅)で降りてみよう」。

■須磨は、私が高校時代から大学院の途中まで10年ばから過ごしたところです。須磨は、山がせまっています。歴史をさかのぼれば、源平の古戦場(「一
の谷の戦い」)としても有名です。神戸の地形自体が、もともと山が海に迫っているのですが、ここは、もうほとんど平地がないところです。平氏が源氏を迎え撃つの場所として選んだのも、なるほどという感じです。実際には、その裏をかいてといいますか、源義経は坂東武者をひきつれて、馬にのったまま山を下って平氏の陣に奇襲をかけたのです。これまた有名な「逆落とし」ですね。まあ、そんな話しはどうでもよいのですが、私の家は、その源義経が「逆落とし」で下った山の上にありました。といいましても、その山を削って造成した新興住宅地です。高校から大学院の時代にかけて、私は、ここから須磨の駅まで山を上り下りしながら通学していたのでした。下のGoogleEarthの画像で、関西地方における須磨の位置と、須磨の様子をご覧いただけるかと思います。
■須磨駅に降りたのは、かなり前のように思います。20数年前のことでしょうか。現在、私の両親は、私が結婚したあと、もっと大阪寄りの別の場所に家を建て替えたので、私が暮らした家はすでに存在していません。場所はあっても、別の家が建っています。基本的に須磨に行く用事がなくなってしまったのです。というわけで、ひさしぶりの須磨ということになりました。須磨駅の南側には、すぐに須磨海岸が広がっています。海岸のほうにいってみました。若い頃、ここでよく、海を眺めながらボーッとしていました。そういう余裕がまだ生活のなかにあったのですね。潮の匂いをかいでいると、口のなかに海水の味の感覚がよみがえってきました。考えみれば、最近はもっぱら「琵琶湖」や「流域」といった「淡水」を対象に仕事をしていますので、海の感覚をすっかり忘れていたのでした。
■堤防にたって、ひさしぶりに高校生のときのようにボーッとしていると、急に、岩手に暮らしていたときのことを思い出しました。岩手県の盛岡駅前のとある呑み屋で、たまたま、その店の常連さんの知人の占い師の方にお会いすることがあったのです。ふだん、占いの類いのことには、ほとんど関心をもたずに暮らしているのですが、そのときは少し好奇心もあって占っていただくことにしたのでした(占っていただいたのは、別の日でした)。占いをご自分の仕事にされているので、なんといいますか、そのとき占いの先生には、本当にご好意で占っていただいたということになります。よく聞くことではありますが、この方も、幼い頃から、目の前にいる人の人生のイメージのようなものが具体的にお告げのように見えてくることがあるのだそうです。私のばあいは、以下のようなお話しを伺うことができました。以下は、伺ったお話しのごく一部です。
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あなたが18歳の頃、毎日通っている道から、海が見えたのではないですか。その海の南西の方角に、あなたの守護神がおられます。あなたの守護神は龍神です。たぶん神社でお祀りされています。
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■さきほども書きましたが、ふだん、占いの類いのことには、ほとんど関心をもたずに暮らしています。毎朝テレビでやっいるその日の運勢や、雑誌の占いのページなど、まったく見ていません。ですが、このときは…。まあ、そのときにどのように思ったのか、ここでは書かないことにしたいと思います。こういうことは、心のなかに秘めておくべきかと思うからです。ただ、ちょっとびっくりしました。といいうのも、お話しいただいたことの多くのことが、私の記憶がピタリとあてはまるからです(こういうことを書くと、いろいろ批判的なご意見があろうかと思いますが…)。そこで、地形図を買ってきました。もちろん、当時暮らしていた須磨の地図です。たしかに、私は、山の上の自宅から下って須磨駅にいくさいに海を見ていました。また、須磨駅と海が隣接しているため、よく海岸で海をながめていました。そのあたりから南西といいますと、そこには淡路島があります。地形図で確認すると、そのあたりには複数の神社がありました。う〜ん、まあ淡路島ですし、神社がたくさんあっても不思議であはありません。ここで、話しを聞くたけでこの一件について忘れてしまうのか、それとも実際にその神社を探索しにいくのか…。私は後者でした。
■後日、たまたま淡路島にいく用事がありました。そのときに、須磨からみたときに南西にあたる淡路島の北東の海岸を車で走りました。海岸沿いにある神社を1つずつ訪ねてみてみたのです。なかなか龍神を祀ってある神社はありません。ひとつずつ訪ねていった神社のうちのひとつで、神様に柏手を打って参拝したあと、「まあ龍神のことは、話しの種にはなるかな…そういう龍神が守護神であるっていう話しも悪くはない」なんて思って振り返ったときのことです。神社の門の屋根がわらの上に龍がいた(おられた)のです。もうこれ以上書きません。が、なんといいますか、そのときはかなりびっくりしました(まあ、多くの方は偶然だよと、おっしゃるでしょうが)。昨日は、須磨海岸の堤防の上から、淡路島をながめつつ(実際には、2枚目の写真のように堤防でその下半分は隠れているのですが…)、またあの神社にいってみたいなあと思ったのでした。そして、こんどは、神社と龍神の関係について、宮司さんにきちんとお話しを伺いたいと思ったのでした。
【追記】■こんなブログのエントリーをみつけました。詳しくはわかりませんが、プロフィールでは癒しのお仕事をされているとのこと。う〜ん…なるほど。神社と龍神に関することが書かれています。個人的には興味深いですね〜。
http://blog.goo.ne.jp/michicos0143/e/1a41fa6b270f18b578d74ba221c1c1a9#comment-list

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