■昨年度から、担当しているゼミで「北船路米づくり研究会」を組織し、琵琶湖の湖西、比良山の麓にある北船路の棚田で、地元農家のご指導を受けながら、農業体験と、生産した農産物の流通販売にまで学生たちが取り組んでいます。昨年の活動に加えて今年は、街の飲食店と農村をつなぐ「レストラン・プロジェクト」、農産物を通して、農村と周辺の新住民の皆さんとをつなぐ「農産物プロジェクト」、村の農産物を使った特産品を開発し、農村と都市とをつなぐ「特産品プロジェクト」を展開しています。この活動のペースには、地産地消、ローカルフードシステムの構築、「身近な」グリーンツーリズムの展開…といった問題意識があるのですが、そのことについては後日、改めて説明させてください。また、プログの更新が滞っていることもあり、この研究会の活動をすべて紹介してきませんでしたが、以下でご覧いただければと思います。
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「北船路米づくり研究会」(2010/5/16)
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「田植え-北船路米づくり研究会」(2010/5/25)
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「野菜苗の植えつけ-北船路米づくり研究会」(2010/5/31)
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「北船路米づくり研究会のその後」(2011/1/14)
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「北船路野菜市・大津100円商店街」(2011/9/11)
■さて、今年も新しい学年を迎えて、5月に田植えを行いました。夏の草取り、畦の草刈り等の作業を終え、9月16日に稲刈りを行ないました。予定では、学生たちが鎌をもって手刈りで稲刈りをする予定でしたが、台風等の天候の関係から、今年はコンバインでの機械刈りになりました。とはいえ、収穫した籾を乾燥させる作業は機械ではなく、筵(むしろ)をひいて天日干ししました。また、その籾をうすすり作業をして玄米に仕上げるところまで、学生たちは取り組んでくれました。収穫した玄米は、約60kg。1俵でした。昨年同様の収穫で、まずまずといったところでしょうか。トップの写真は、玄米にしあげた「龍大米」を真ん中においての記念写真です。
■少しだけ、今年の活動の様子もご紹介しておきます。昨年から今年にかけての活動については、facebook「
龍谷大学脇田健一ゼミナール/北船路米づくり研究会」でも紹介しています。facebookに登録されている皆さんには、ぜひご覧いただければと思います。
(今年の田植えの写真。学生たち、はじけています。)
(レストランプロジェクトに協力してくださっている農家と記念写真。)
(実験的に案山子もつくり、農家の水田に設置させていただきました。こんな案山子でも効果がありました。来年は、農家・消費者・学生による参加型のイベントに成長させてたいと思います。真ん中は、「脇田案山子」。)(指導農家Fさんは、大学におこしいただき、ゼミ生たちのご指導をいただきました。)
(籾の天日干し作業。お肌を守るために麦わら着用の女子学生。右は指導農家のFさん。)
(京都・四条の串カツ屋さんにも「龍大米」を届けました。)
■さて、ここからが本題です(最近、この手のエントリーが多いような…)。
「北船路野菜市・大津100円商店街」でもご紹介したように、「レストランプロジェクト」では、北船路の新鮮で美味しい農産物を、「野菜市」という形で販売しながら、多くの市民の皆さんに知っていただこうと活動をしています。前回は、中心市街地の「100円商店街」のなかで行ないましたが、今回は自主開催です。10月8日(土)の午前10時から、浜大津にある旧大津公会堂で「第2回北船路野菜市」を開催する予定です。今回は、私たちの天日干しした「龍大米」、そして協力農家の皆さんが生産された新米、サツマイモ、サトイモ、冬瓜などを販売する予定です。「売り切れご免」ですので、どうか早めにおこしください。前回は、開店前から列ができました。この「第2回北船路野菜市」については、このブログでも報告したいと思います。

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