■少し前のエントリーでもお知らせしたように、10月8日(土)、つまり大津祭の宵宮が行われた日の午前10時から、「第2回北船路米野菜市」を開催しました。場所は、大津市の中心市街地、浜大津にある旧大津公会堂前です。この野菜市は、ゼミの活動として行っている「北船路米づくり研究会」の「レストランプロジェクト」のチームが中心となり、旧大津公会堂のレストラン「CATINETTA GMT」さんとの共催という形で実施しています。簡単に説明すれば、新鮮で美味しい農産物、そして生産者の「顔」の見える農産物を通して、農村と街を「繋ぐ」ことを目的としたプロジェクトです。
■前回は、大津市の中心市街地にある6商店街が実施した
「100円商店街」のイベントのなかで実施しましたが、今回は「CATINETTA GMT」さんとのコラボによる単独の開催でした。そのため、今回はどれだけのお客さんが来てくださるのか…大変不安なところがありましたが、午前10時に開店して午後15時頃には完売しました。今回は、春にゼミ生たちが田植えをして、収穫後は手間暇をかけて天日干しをした「龍大米」(コシヒカリ)、協力農家のOさんが琵琶湖への環境負荷を削減して生産された「環境こだわり米」(コシヒカリ)、同じく協力農家Nさんが生産されたキヌヒカリ、以上3種類の新米に加えて、Nさんが生産したもち米を販売しました。また、NさんとOさんが生産された里芋、サツマイモ、ジャガイモ、冬瓜等の販売も行いました。
■新米は、それなりの価格に設定させていただきました(kgあたり400円〜500円)。一番高い、天日干し「龍大米」が一番先に乾杯しました。芋類や冬瓜については、すべて1袋・1つ100円にしました。安いでしょう。この季節の変わりめで野菜の生産がなく、芋類が中心になりましたが大変好評でした。私自身も1袋購入しました。翌日の晩になりましたが、大津駅前にある行きつけの居酒屋「利やん」に材料持ち込みで料理してもらいました。里芋の煮つけ、「めちゃうま」です。ねっとり、柔らか、しかも味が濃い。味の良さが、箸で芋を半分にわったときに、すでに伝わってきました。それからサツマイモですが、これは、マスターが、少し厚目のサツマイモチップにしてくれました。これまた、すごい、美味しかったですね〜。里芋・サツマイモ、周りの知り合いのお客さんにもおすそ分け。味わっていただきました。その美味しさに驚いておられました。

■さて、北船路野菜市では、新米の試食をしていただきました。指導農家Fさんが持ち込まれた電気釜で炊いたものです。棚田の米は味が違います。それは、平地でぬくぬくと育った米とは違って、寒暖差の激しい山裾、きれいだけれど冷たい山の水…という厳しい環境で育っているため、小粒ですが味が濃いのです。食べていただくとわかるのですが、ほのかに甘い味がします。米だけで、美味しく食べることができます。そのような棚田米の説明とともにお客さんには試食していただきました。
■当日、ディスプレイされた案山子です。「農産物プロジェクト」のチームがつくりました。全部で7体。そのうちの2体が運ばれ、野菜市をもり立ててくれました。
■これが、7体の案山子たちです。ちなみに、中央の髭がはえている案山子は、「脇田案山子」です。私がモデル。学生がふざけて作りました。でも、本人から見ても、なんとなく似ている…ような気がします。
【追記】■2011年10月2日のエントリー
「第2回北船路野菜市-北船路米づくり研究会」で、京都四条の「
串かつ おばんざい とんとん」さんに、「龍大米」をお届けしたこと、少しだけ紹介しました。現在、水曜日のランチに「おにぎり定食」として使っていただいています。そのことが、
龍谷大学からプレスリリースされました(学長室広報のNさん、ありがとうございます)。京都新聞の京都版にも小さな記事として掲載される予定です。京都新聞の記者さんには、電話取材にも対応して「北船路米づくり研究会」のことについても、取材を受けました。そのうちに、大学の活動を紹介する京都新聞のコーナーに「研究会」の活動が紹介されるかもしれません。

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