■10月5日のエントリー「
龍大米がオニギリ定食に-北船路米づくり研究会」では、京都四条にある「串かつ おばんざい とんとん」さんで、「北船路米づくり研究会」の活動の一環として生産したコシヒカリ「龍大米」を、ランチの「おにぎり定食」で使っていただけることになったことをお伝えしました。さて、この「おにぎり定食」のことですが、10月11日のエントリー「
完売!!第2回北船路野菜市」の追記にも書きましたように、本日、京都新聞の「京日記」というコーナーで記事になりました。他社からも取材の問い合わせがあるので、また記事にしていただけるかもしれません。
■「北船路米づくり研究会」の活動については、このブログだけでなく、twitterやfacebookで紹介させていただています。そこでのツイートや記事を、龍谷大学の学長室広報の職員の方たちがいつも読んでくださっているようで、そのことから火曜日に
プレスリリースしてもらうことになり、昨日、水曜日の取材ということになりました。私自身は、龍大学社会学部の現場主義の理念を展開するため、また、「地域共生キャンパス」という瀬田キャンパスのコンセプトを具現化するために、3つの教育実践の取り組んでいます。ゼミ活動である「北船路米づくり研究会」、大津祭の「社会調査実習」、そして地域密着型教育プログラムである「大津エンパワねっと」の3つです。「大津エンパワねっと」以外は、一教員による小さな教育実践にしかすぎませんが、こうやって大学の広報室から情報発信という形で応援していただけること、本当にありがたく思っています。
■春の田植えのときにも、
プレスリリースしてもらいました。このような情報発信、大学からの日々の情報発信のごく一部にしか過ぎませんが、「北船路米づくり研究会」の学生だけでなく、指導してくださっている農家Fさん、そして協力してくださっている北船路の農家の皆さんも元気づけられることになります。今回の京都新聞の小さな記事についても、「とんとん」さんの女将さんに大変喜んでもらえたとの報告が、指導農家Fさんからさきほど届きました。
■ところで、私たちは、農村(北船路)と街の飲食店とを学生が「繋ぐ」このような活動を、農村活性化に向けてのひとつのモデルづくりとして行なっています。北船路の農地は、比良山の麓にある棚田です。農業を行なう上で、けして楽な土地ではありません。しかし、棚田であるがゆえに小粒ですが味の濃い米がとれます。また、定年退職した「元気印」の農家が、大規模ではありませんが、手間ひまをかけて美味しい野菜を生産されています。そのような農産物を、大津や京都という消費地に近いという地理的特性を活かして、消費者にすぐに届けることができます。市場を媒介とした大規模な農業ではなく、小規模だけれど小回りのきく農業だからこそできることなのです。「顔の見える」関係のなかで、「安心・安全」に加えて、様々な情報も付加して農産物を届けることもできます。そのためには、「顔の見える」生産者と消費者の関係をネットワーク化していくことが重要になります。そのことを自覚しながら、戦略的に、今後の活動を展開していければと考えています。

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