■前回のエントリーで、この「ほっとぬくもり届け隊」のことについて書きました。これはは、龍谷大学の学生を中心に、教職員が側面から支える形で活動している「
東日本大震災復興支援プロジェクトともいきDAN」のひとつの取り組みです。今年の夏に、「
いわてGINGA−NETプロジェクト」のボランティアに参加した龍谷大学の学生を中心に取り組まれています。
■この「いわてGINGA−NETプロジェクト」ですが、岩手県の被災地の要支援ニーズと学生のボランティアニーズを効果的に結びつけるために、岩手の県立大学、社会福祉協議会と、県外のNPOが連携して組織されたものです。今年の夏には、全国の大学から学生たちが集まり、1週間単位で毎週100〜150名程度、合計1000名程度が岩手県の沿岸域の被災地の仮設住宅にボランティアとしてむかいました。「ほっとぬくもり届け隊」の学生たちも、このプロジェクトにボランティアとして参加したのです。そして、岩手の被災地に遠く西日本からも関わりつづけるために、この取り組みを始めたのでした。
■以下は、この「
ほっとぬくもり届け隊」の公式サイトにある、この活動に関する説明です。
-----------------------------------
あなたのお家に未使用の使い捨てカイロはありませんか?
私たち『ほっとぬくもり届け隊!』は、2011年夏に岩手県にてボランティア活動を行った龍谷大学の学生が中心となり、仮設住宅での生活を余儀なくされている方々に「忘れてはいない」「応援している」というメッセージを込めた使い捨てカイロをお送りするプロジェクトです。
関西における東日本大震災被災地への意識が薄れつつある現状も踏まえ、再度募金・寄付活動を行う事により継続的な支援活動の必要性を再認識していただくことを目指しています。
東北地方では再び寒い冬を迎えています。被災地で活動を行っているボランティア団体の要望をうけて、屋外イベントに参加される現地の方々にあなたからご寄付いただいたカイロをお届けいたします。
集まったカイロには1つ1つにメッセージをつけていきます。現在関西の小中学校の協力を得て、子どもたちからのメッセージを中心に集めています。もちろん寄付してくださるカイロにあらかじめメッセージを添えておいて頂いても構いません。メッセージの用紙・形式は自由ですが、A6サイズでお願いいたします。
-----------------------------------
■この説明のなかにある、「仮設住宅での生活を余儀なくされている方々に「忘れてはいない」「応援している」というメッセージを込めた〜」という部分が大切かと思っています。いわゆる「使い捨てカイロ」という「モノ」を被災地にお届けするのですが、このカイロは、西日本に暮らす私たちの「気持ち」を届けるためのものです。大切なことは、「被災地を忘れずに応援していることを伝えたい」という「気持ち」なのです。
■カイロの募集、そして募金は学内で行なわれましたが、産経・中日・読売の各紙に、また地元のテレビ局であるNHK大津支局やBBCにも取材していただいたこともあり、学外からも多数のカイロが大学の方に届けられ、目標の1,000個を超えるカイロが集まりました(募集は、1月23日で終了しました)。このカイロには、関西の小中学校の児童や生徒の皆さんに書いていただいたメッセージを添えて、学生たちが被災地にお届けすることになっています。私も、身内が勤務する奈良の小学校にお願いをしました。現在、児童会が中心となって全校からメッセージを集めていただいている最中です。小学校の側も、子どもたちと一緒に、学校として東北の被災地に少しでも力になれたら…と考えておられたようですが、どのような方法が可能なのか、よくわからなかったとのことでした。そういう意味でも、「ほっとぬくもり届け隊」の学生たちは、被災地と関西とをつなぐ「橋渡し」の役割を担っているということにもなります。
■集まった「カイロ&メッセージ」そして募金は、学生たちによって、ボランティアとして活動した被災地域の皆様に届けられます。被災地の皆さんの「声」を、公式サイトにアップしていただきたいなと思います。できれぱ、協力してくれた関西の小中学校の児童・生徒、そして教員の皆さんにも、学校にうかがってきちんと報告ところまでやってほしいと思っています。
【追記】■関連記事です。すぐにリンクは切れると思いますが…。
○
読売新聞記事
○
中日新聞
○
産経新聞

人気blogランキングへ。記事がよければ、1回クリックを。
twitter follow me/facebook