2005/8/24 21:56
ようやく入手した『伝説のヒーローたち』、
『魔人ハンターミツルギ』編を見ました。
分からない人に説明すると、『ミツルギ』は
約30年前の変身ヒーロー物。
徳川幕府転覆を企む宇宙忍者を相手に、
正義の忍者・ミツルギ3兄妹が戦う話です。
で、この3兄妹が合体変身して誕生するのが、
鎧武者のような巨大神・ミツルギ。
この巨大神ミツルギと敵怪獣の戦闘シーンが、
毎回のクライマックスでした。
まぁ、大まかな流れは戦隊モノに近いかも。
……ところが。
この巨大戦が人形劇で行われるというのが、
本作最大の特色。
要するに、『ニニンがシノブ伝』や『フタコイ
オルタナティブ』のEDみたいなもんです。
本作では、その人形劇による戦闘を
アニクリエーション
と称し、「新たな特撮」を狙ったようです。
しかし、実際の中身は失笑モノの出来。
鎧武者の人形が、ウネウネ動いてるだけ……と
言えばいいでしょうか。
当時は、所謂「変身ブーム」の全盛期。
「他と違う作品を作ろう」という心意気だけは
あったのですが、その志に技術力が追いつけ
なかったようです。
ここ15年ほど、ウルトラ・ライダー・戦隊の
御三家が圧倒的に幅を利かせている特撮界。
ギャルゲーやロボットアニメでも同じですが、
作品が多いからこそ生まれる傑作もあるわけで。
そろそろ、新味ある作品が見てみたいものです。
コメントは新しいものから表示されます。
コメント本文中とURL欄にURLを記入すると、自動的にリンクされます。