喉が痛むし、身体がだるい、耳鳴りもいつもよりひどい気がして、なかなか床から抜け出せない。風邪かなー!? 今日は一日寝ていようかなと思ったが、しかし、昨日諦めた金沢山が気になり、落ち着かない。結局、1時近くになって、日光へと向かった。(林道明神線)は使わず、最短距離で歩くことにして、山並みの東側の道路を走り、社の手前、駐車スペースに車を止めた。地形図を見、ここから歩いて尾根に乗り、山頂を目指すことにした。

●林道脇駐車地●
山際には、弱電の流されたコードが張り巡らされていた。支度をして道路を少し戻ると、幅の広くなった所があり、潜って通る。杉林の中を平らに歩いて行くと、斜面一面に伐採された木々が横たわり、歩きにくくなってきた。次第に傾斜がきつくなり、額に汗をかくようになってくる。

●倒木の横たわる斜面の登り●
ゆっくり、ゆっくり足を出していくと、やっと支尾根に上り、平らになった尾根を西へと歩いて行く。間もなく、主尾根に乗り、北西へと進んで行く。少し登り、緩く下っていく。尾根は細くなってきた。

●主尾根を進む●
薄暗い木々の中から、傾斜のきつくなった斜面を登って行くと、倒木の散乱した明るいピークに着いた。木々の間に家並みが見える。尾根は、右から左へと大きくカーブを描くように続いている。カーブした細い尾根を歩いて行き、登り返して行く。

●山頂手前の尾根●
小ピークから、右へと進んでいくと、間もなく、狭い『金沢山』山頂だった。三角点を撫でながら周りを見回すと、カワスミさんの他に二つのプレートの掛かるのを見つけた。予定した時間よりも早く辿り着けたので、菓子を食べ、喉を潤し、少しの間、静かな雰囲気を味わった。耳鳴りだけが、煩かった。

●金沢山山頂にて●

●金沢山●

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