今日も暑そうだ。去年下見をしたが、林道入口が分からなかった上野村の大平戸山に向かう。神流町から上野村に入り、間もなく、野栗沢方面へと左折、少し走り、野栗川に掛かる橋近くの公園に車を入れた。
野栗の集落まで歩き、家の前に居た男性に乃栗神社への道を聞くと、来過ぎたから戻って、お店の手前の道を入るんだと教えてもらった。(野栗の材化石)と書かれた看板が入口近くにある。道路を登って行くと、間もなく、道はネットで遮られた。車で来なくて正解だった様だ。
脇から先への道路に進み、左下に神社を見下ろしながら歩いていく。クネクネと歩いていくと、やがて、左への道があり、地形図を出して考えたが、分からず、真っ直ぐに進むことにした。しばらく歩いていくと、(野栗峠)への道との分岐になった。野栗峠が何処かも分からず、右に見送り、真っ直ぐに上がって行く。
間もなく、右手の斜面に作業道のあるのを見つけ、ここから山に取り付くことにして、喉を潤し、一服した。登り始めると、すぐに作業道は消え、茨の木を分けながらの急斜面の登りになった。靴がずり落ちる。踏み跡もテープも無い。やがて廃道に出、下草の中を進んでいくと、林道に飛び出した。倒木に腰を下ろして小休止である。体中、びっしょりである。
林道を突っ切り、尾根へと歩いていく。尾根に立つと、涼やかな風が吹きぬけてきて、熱くなった身体を冷やしてくれた。とっても気分がいい。ピークを右側から巻き、鞍部から左へと細い尾根を進んで行く。ここにも踏み跡は無い。右へとカーブしながら進んでいくと、やがて、ここだけ木々の刈り払われた細長いピークに登りついた。先に三角点があり、二つの山名標識を見つけた。切り株に腰を下ろして、遅い昼食とした。風が爽やかである。汗が冷えるまでしばらく至福の時を楽しんだ。『大平戸山』、あまり人が訪れない様である。

●林道入口手前に立つ、(野栗の材化石)の標識●

●林道を遮るネット●

●林道歩き●

●野栗峠への標識●

●取り付きの作業道●

●伐採地の登り●

●林道を突っ切って、尾根へと向かう●

●尾根上からの東側の風景●

●鞍部から左の尾根へ●

●しばらく細長い尾根が続く●

●木々の間に両神の山並み●

●大平戸山山頂にて●

●コバギボウシ●

●大平戸山●

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