優しい風ー山の彼方に

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2018/2/27

「園部古墳群」　　山歩き

　愛宕山古墳群〈園部古墳群〉は、園部浄水場配水池のある〈愛宕山〉山頂部に分布していた。〈埼群古墳館〉には、【園部町の市民プール南西の丘陵上に分布する円墳7基からなる古墳群です】との説明だけである。

　現地に走ってから、場所が特定出来ず、しばらく地図と睨めっこをしていた。一号墳は、丘陵頂部の愛宕神社の土台となっている、と言う文章を頼りに地図を見ていたら、今は建売分譲地になってしまったプールの西側の南部の山上に神社の記号を見つけた。

　山の南斜面に神社の参道がある筈と車を走らせていくが、なかなか分からない。キョロキョロしている所に、山際から男性が歩いて来たので、訪ねてみると、今、〈愛宕山〉から下りてきたのだと言い、道を教えてくれた。まことに、ラッキーであった。ちなみに、此の山は〈愛宕山〉と言う名の山と知った。

　朽ちた木段があり、上がって行くと、広場になり、先にパイプの手摺が見え、やはり、朽ちた木段があった。これは、分かり難い道である。山に入ると、はっきりした参道が続き、鳥居も見えてきた。

　落葉の深く積もった参道を上がって行く。けっこう急な斜面が続いていた。やがて、〈愛宕山〉山頂になり、墳丘の上に〈愛宕神社〉が立っていた。これが、〈園部一号墳〉らしい。

　墳丘を眺めてから、奥に進むと、社が立ち、〈雷電神社〉と書かれていた。その先は、配水池になっている。〈二号墳〉は、配水場との境近くにあった。

　三号墳を探して、東側の藪の斜面に入って行く。藪を分け、周囲を見ながら進んでいくと、細長い墳丘をした〈三号墳〉を見つけた。

　更にガサガサと墳丘を探しながら歩いていく。なかなか見つからない。やがて、南側から見上げるとけっこう高い墳丘、〈四号墳〉を探し当てた。

　愛宕神社に戻り、〈愛宕下古墳〉を探す。【石室開口部のすぐ前は、崖状になっているので見学には十分な注意が必要】と書かれているので、南側崖状部を歩いたり、さらには、西側の山並みまで藪の中をガサガサと歩き回ったりして、しばらく探し回ったが発見に至らず、時計を見て、駐車地に戻った。暖かい日で、かなり汗をかいた。
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