WHITE ALBUM 2 第13話 「 届かない恋 」
「 私が春希くんに告白したのはね 、どうしても貴方と恋人どうしになりたかったから ・・・・・ じゃないんだよ 。」
「 春希くんの事好きだけど 、かずさほど真剣じゃなかったよ ・・・・・ 。」
・・・・・
・・・・・
・・・・・
「 そんなわけ ・・・・・ ないじゃない !!」
いや 〜 、前々々回と前々回は 「 かずさ 」 の切なさの吐露に泣いてしまったのだけれど 、今度は 「 雪菜 」 の切なさに泣かされるとは思いませんでしたね 、「 WHITE ALBUM 2 」の第13話 、高校編の最終回 。
雪菜( せつな ) だけに切ない ・・・・・ なんて駄洒落を言ってる状況ではないですよ 。
途中までは 「 虫の良い娘だな〜 。」 と思っていたのだけれど 、ラストで今度は 「 雪菜 」 の心情に涙してしまうとは 。
この 、 「 そんなわけ ・・・・・ ないじゃない !!」 が 前からの事なのか 、この時 フト突然沸き上がった感情なのか 。
それはそれとして 、「 春希 」 同様 、「 かずさ 」 と 「 雪菜 」 の板挟みになった一視聴者としての私は一体どうすればいいんでしょう ?
さて 、今回の冒頭 。
前回のラストを受けて 激しく愛を確かめ合う 「 かずさ 」 と 「 春希 」 の描写ですが 、携帯ごとき意にも止めずと 、激しく求める 「 かずさ 」 の方が大胆に見えますね 。
暗くてよくわかりませんが 旅立ち前夜の情事に間違いはない ・・・・・ 。
やがて 、激情の一夜が明けて ・・・・・ 。
余談ですが 、女の子は初めての経験の後は股間に異物感が残り 、どうしても 「 ガニ股 」歩きになってしまうそうです 。
そこのところの描写も良くできていて 、いかに激しく愛し合ったかがわかりますけどね ・・・・・ 。
ようやく成就した愛なのに 、これで離れ離れになってしまうとは ・・・・・ 。
運命は時に非情ですね 。
やがて心配した 「 雪菜 」 が部屋にやってくる ・・・・・ 。
「 話があるんだ 、聞いてくれないかな 。」
「 大事な話なんだ 。 これ以上先延ばしにする訳にはいかないんだ 。」 と 「 雪菜 」 に一切を白状する決意の 「 春希 」 ですが 、 「 雪菜 」 も 「 かずさ に会わなくちゃならない大事が用がある 。」と2人で空港へ 。
そして成田への車中 。
「 春希 」 は 「 雪菜 」 を裏切った事 、 「 雪菜 」 は2人の気持ちを知っていながら割り込んだ事を懺悔 。
「 私が春希くんに告白したのはね 、どうしても貴方と恋人どうしになりたかったから ・・・・・ じゃないんだよ 。」
「 ただずっと3人でいたかったから 。 私を仲間はずれにして欲しくなかったから 。 」
「 バカみたいに楽しかったお祭りをずっと続けていたかったから 。 」
「 だだ そのためだけに貴方の恋人に立候補したんだよ 。 」
と 。
「 ゴメンね 、春希くんの事好きだけど 。でも 、かずさほど真剣じゃなかったよ 。」
中学時代のトラウマがこんな形で悲劇を生むとは 「 雪菜 」 は夢にも考えなかったでしょう 。
でも 2人とも 出会わなけれは良かったなんて事は断じて思ってないと ・・・・・ 。
そして空港で2人は 「 かずさ 」 に遭遇 。
「 春希 」 は 「 かずさ 」 の許へと走り寄り ・・・・・ 。
「 ごめん雪菜 !」
と 、別れの抱擁は今度は 「 雪菜 」 にとっての拷問のよう 。
そしてこのこのシーンへとつながる訳ですね 。
偽物だと思っていた愛は実は本物ではなかったのかと ・・・・・ 。
さて 、愛は成就したものの 「 かずさ 」 はウィーンへ旅立ってしまってもう何時会えるのかもわからない 。
一方 「 雪菜 」 は国内に残る 。
深層に隠れていた自分の気持ちに気付いた 「 雪菜 」 は 「 春希 」 の許をを離れようとはしない ・・・・・ 。
そして挿入曲の 「 届かない恋 」 につながる訳ですが 、何やら新しいステージが始まりそうな予感ですね 。
聞くところによるとこの 「 高校編 」 はあくまで序章であって 、原作ではこの後 「 大学編 」 「 社会人編 」と続いているようです 。
3人の愛の行方が大いに気になるところですが続きはゲームで ・・・・・ ということなのでしょう 。
でもやはりゲームとアニメとでは受ける印象も感動も違うもの 。
やはりここは 是非ともアニメの 2期 、3期 と続けて欲しいですね 。
いや 〜 、それにしてもここまで真っ向方に描いた鉄壁の恋愛モノは久しぶりに見ました 。
前半隠しに隠していた伏線が 後半爆発し 、感情の吐露たる台詞の一語一語が身にしみる展開などは最高の出来だったと思います 。
そして 、3人の流す涙はそれぞれに純粋で美しく10代そのもの 。
ああ 、私も数十年ぶりに熱い恋愛をしたくなっちゃったですね 。 ( 笑 )
レビューの方も何とか欠勤なく完走できまして 、これまで私の拙い記事を読んだり 、コメントを下さった方々 、どうも有り難うございました 。
1〜2日したら総括を含めた感想を評価板の方に投稿したいと思ってます 。

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